Dropbox導入で図面検索が約1分に 製造業DXを加速したカワカミの成功事例
Dropbox Japanは7月13日、岡山県浅口市に本社を置く乾麺製造設備機械メーカー、カワカミによる企業向けDropbox導入事例を公開した。対象製品は企業向けクラウドストレージ「Dropbox」で、製造現場の図面管理やファイル共有の効率化、取引先のセキュリティ要件への対応を支える内容だ。カワカミは1954年創業の乾麺製造設備分野のオンリーワン企業。
カワカミでは、乾麺の「結束機・計量機」「結束テープ」「DX支援」の3事業を展開し、設計から据付、保守までを支える図面や製造指示書を紙で管理していた。過去図面の検索に最大1時間以上かかることがあり、事務所まで取りに行く往復で約10分を要するなど、現場の生産性を下げる要因になっていた。Dropbox導入後は、Windowsエクスプローラーと同じ感覚で利用できる操作性により、従来の業務フローを大きく変えずにクラウドへ移行できた点が評価されたという。
機能面では、2要素認証やアクセス制御、権限に基づく共有管理などのセキュリティ機能が、上場企業や海外企業との取引拡大を目指す同社の要件に合致した。加えて、ISO/IEC 27001、SOC 2、ISMAPなどの認証・登録実績も導入の後押しになった。さらに、検索、共有、権限管理、SaaS連携まで一元化できるため、個別ツールを組み合わせるよりも運用負荷を抑えやすい点がコストパフォーマンスにつながったようだ。
導入効果は大きく、図面検索は最大1時間以上から約1分へ短縮された。LINE WORKSとの連携により、必要な図面を担当者へ即時送付できるようになり、製造現場の往復は不要になった。ペーパーレス化も約10%進み、セキュアな共有環境の整備が案件成約にも好影響をもたらしているという。今後Dropboxは、製造現場の情報共有と業務効率化を支える基盤として、中小製造業のDX推進を後押ししていく考えだ。
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