「Siri AI」登場でアップルのAI大幅進化! 「WWDC26」特集 第3回
アップルもAIで急追! Google Geminiとのモデル統合で大幅強化の「Apple Intelligence」
2026年06月09日 05時15分更新
「AIでは出遅れている」と言われつつも、実際の製品の人気や売上で影響が発生する状況にはなっていなかったアップル。
それでも開発者向けイベント「WWDC26」で、AIに関連して、どのような発表をするかに注目が集まっていたが、Google Geminiのモデルと連携によって独自に構築された次世代「Apple Intelligence」をリリースするとともに、写真の編集やSafariでのタブ整理、リアルな画像生成など、具体的な機能を紹介した。
Google Geminiのモデルと統合した新世代のApple Intelligence
写真の高度な処理やSafariのタグ整理が目玉
WWDC26の基調講演では、Apple Intelligenceについてアーキテクチャ面をまず紹介。ベースとなるモデル部分について、アップルのモデルとグーグルのGeminiモデルを統合することで次世代に進化。パワフルなクラウド上のモデルとオンデバイスのモデルとの組み合わせで、システム全体でより幅広い機能を実現したとする。
具体的には、写真の処理。背景に写った余計な物体を指で選択して消したり、撮影範囲を拡張して足らない部分をAIで生成するといった最新Androidスマホではおなじみの機能はもちろん、写真の構図を変更するといった高度な機能が利用できる。
またウェブブラウザのSafariについては、大量に開いてしまったタブを、たとえば週末の旅行に関連するサイトなど同じトピックで自動で整理したり、ECサイトで購入を予定している製品について、再入荷や値下がりなどのウェブサイトの変化を自動でモニタリングして通知で教えてくれるといったことが可能になる。
画像生成機能である「Image Playground」については、大幅に性能が向上。対象物を囲むだけでその部分だけを移動したり、変更したりといった操作が可能。作成する画像はサイズや縦横比の指定も簡単なので、そのままiPhoneの背景画像として利用できる。
AIエージェント的な機能では、電話アプリで航空会社にフライトの予約について通話している最中に、自動で予約コードを表示したり、メッセージアプリでの他のユーザーと「●●の写真が欲しい」といった会話が出てきたときにライブラリの中の写真を見つけることへの手助けしてくれる。
なお、画像生成などの一部機能については、サーバーモデルで提供されるので、1日あたりの使用量に制限があるが、契約しているiCloud+のプランによってはより多くのアクセスが可能になるとしている。
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