再びGeForce RTX 5070での実験へ
そこで、動作はしないもののPCIeのインターフェースは認識するGeForce RTX 5070のビデオカードでも同じように実験してみることにしました。
ただし、ビデオカードが巨大すぎて押すのにクランプが使えないため、適切な長さの棒を作ってSSD用ヒートシンクとの間に差し込み、押せるようにしました。
相変わらずメモリーは0MBですし、動作はしていないのですが、Bus InterfaceがPCIe×8になることは確認できました。こちらでもPCIe×16にはならないか……と思ったのですが、ここで思い出しました。そうです。カードエッジに亀裂が入って、そもそもPCIe×16用のPRSNT2#は切断されてるのでした。
ということで、勢いでハンダごてを取り出し、ワイヤーで応急処置。導通チェックで接続していることを確認して、もう一度チャレンジです。なお、PRSNT2#は81番ピンですが、ついでなので82番ピンの断線も直しています。
残念ながら、結果はPCIe×8のまま。PCIe×16にならないのは、マザーボード側の割れたPCIe×16スロットに原因がありそうです。
調査結果まとめ
使えても本来の性能を発揮できない
壊れた2つのパーツについて、今回調べたことをまとめてみましょう。
●マザーボード
・基本的な機能は正常だが、PCIe×16スロットは割れて接触不良
・横から押し付けてやるとPCIe×8まで認識する
・PCIe×16動作は不明
・コネクターの植え替えで修理可能な可能性が高い
●ビデオカード
・BIOSの情報は読めているっぽい
・GPUやメモリー周りは動作していない可能性が高い
・ただし熱は発生しているので、完全な停止ともいえない
・はんだのクラックや剥がれが原因であれば、再加熱(リフローなど)で直るかも
・ただし、PCIe×16のPRSNT2#は断線しているし、周囲の信号ピンも怪しい
・運よく直っても、動作はPCIe×8までになりそう
といったところでしょうか。こうしてみると、マザーボードの方は基本的に動作し、壊れているのはスロット部分だけですから、メーカーによっては修理で直してもらえる可能性が高そうです。ただし、見えないところでパターンの剥がれなどがあると、修理不可となりそうですが……。
なお、ASUSに確認したところ、マザーボードのPCIeスロット破損は修理不可のため、有償での交換対応となるそうです。
これに対し、ビデオカードは基板に亀裂が入っているため、修理はまず断られるでしょう。可能だとしても、新品を購入したほうが安いと思えるような金額になりそうです。
重量級の高性能ビデオカードは垂直マウントで使いたい
事故はどうしても起こるものですが、その確率は減らせます。壊れた後でどうするか慌てるより、壊れないように扱う方が重要です。
具体的には、輸送時は緩衝材をケース内に詰めてビデオカードの揺れを防ぐ、タワー型ケースは横に寝かし、ビデオカードへのダメージを軽減するといった工夫ですね。
また、使用時もビデオカード用のサポートステーを使うのがオススメ。垂直マウントアダプターでビデオカードの向きを90度変える、というのもアリです。
とくに高性能なビデオカードは重量が増えるため、事故の起こる確率も高くなりがち。数万円どころか数十万円の損害となるだけに、少しでもその確率を下げられるようにしたいですね。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります















