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ChatGPT、標準モデルが「GPT-5.5 Instant」に 無料ユーザーも利用可能

2026年05月07日 15時25分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 毎日使うAIが、少しだけ賢く、少しだけ話が早くなる。

 OpenAIは5月5日、ChatGPTの標準モデルを「GPT-5.5 Instant」に切り替えると発表した。全ユーザー向けに順次展開され、従来の「GPT-5.3 Instant」を置き換える。APIでは「chat-latest」として提供される。

 日常的な返答の底上げが目的。OpenAIによると、GPT-5.5 Instantは正確性、簡潔さ、画像理解、STEM分野の質問、Web検索を使うべき場面の判断で改善した。ChatGPTを調べものや文章作成の相棒として使っているユーザーなら、効果が実感できるアップデートだ。

 OpenAIは内部評価で、高リスク領域のプロンプトにおける幻覚的な主張がGPT-5.3 Instantより52.5%少なかったとしている。対象は医療、法律、金融など、間違いが困る分野だ。また、ユーザーが事実誤認として報告した難しい会話では、不正確な主張が37.3%減ったという。

 以前より短く、要点に寄せた答えを返す設計になっているのも特徴だ。OpenAIでは、GPT-5.3 Instantと比べて単語数が30.2%、行数が29.2%少ないとしている。

 もうひとつの特徴はパーソナライズだ。PlusとProのWebユーザー向けには、過去のチャット、保存されたメモリ、ファイル、接続済みのGmailなどをもとに、より文脈に合った返答を出す機能が展開される。モバイル対応は今後で、Free、Go、Business、Enterpriseにも数週間以内に拡大する計画だ。

 さらに、新モデルにあわせて「memory sources」機能も導入した。返答がパーソナライズされたとき、保存メモリや過去チャット、カスタム指示など、参照された文脈を確認できる仕組みだ。古い情報は修正や削除ができ、一時チャットではメモリを使わず、更新もしない。

 GPT-5.5 Instantの導入は、ChatGPTを日用品としてより使いやすくするアップデートだ。あなたのChatGPTは、より正確に、かつ端的に、自分の文脈に合った答えを返してくれるようになるだろう。

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