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IoT基盤「BizStack」とソフトバンクの生成AI・ソブリンクラウド・法人基盤を融合

ソフトバンクと米MODEが「建設・製造現場」のAI×IoT活用を促進 “月50時間工数削減”の先行事例も

2026年05月07日 11時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 ソフトバンクとAI活用のためのIoT基盤「BizStack(ビズスタック)」を展開する米MODEは、2026年4月28日、資本・業務提携を締結したと発表した。両社で生成AIとIoTの活用による、建設・製造の現場における意思決定の高度化を目指す。

 現在、生成AIの企業活用は「オフィス業務」が中心であり、建設や製造の「現場業務」での本格活用は進んでいない。その要因のひとつとして、データが設備や生産ラインごとに「サイロ化」し、AIが参照しやすい形で統合されていないことが挙げられる。

 MODEが提供するBizStackは、現場のデータを統合するIoT基盤である。実空間で得られたデータを構造化・統合する独自のデータモデルを採用し、スマートフォンやタブレットからチャットに質問するだけで、現場の状況を把握できる仕組みを実現する。

BizStack

 今回の提携では、このBizStackをベースに、ソフトバンクの生成AIやデータ主権を備えたクラウドサービス、通信ネットワーク、法人顧客基盤を組み合わせて、現場業務のデータ活用を加速させる。具体的には、BizStackの導入支援や安全なデータ管理・運用環境の構築、生成AIによるBizStackの機能拡充などが進められる予定だ。

鹿島建設の試験導入では「1現場あたり月間50時間の工数削減」も

 提携に先立ち、鹿島建設の建築現場ではBizStackの試験導入が実施された。直接現場を巡回していたような点検業務を、IoTデータと生成AIを組み合わせることで、スマートフォンから即座に確認できるようになっている。

 1現場あたり月間50時間の工数削減に成功した事例もあり、水中ポンプの管理業務では、危険を伴う漏水確認作業が減って安全性も確保できている。

 両社は、建設業や製造業における設備保全や品質管理、物流管理などの現場をターゲットとしていく予定だ。さらに、顧客ごとの個別開発に依存せず、複数の現場や産業へ展開できる仕組みの構築を見据えているという。

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