ENNEは3月23日、特定小型原動機付自転車向けの新製品「ENNE ZERO」を発表した。制度面や技術面のハードルが高く、多くのメーカーが実現できなかった「走行用ペダル」を備える。見た目だけペダル付きにするのではなく、自転車のようにペダルをこいで車輪を動かせる構造を採用した。
特定原付は最高速度が20km/h以下に制限されるため、ペダルで加速できる仕組みをどう法令に適合させるかが課題だった。ENNEは、アクセル側は従来通り制御しつつ、ペダル走行時には20km/hを超えそうな場合に自動でブレーキをかける独自技術を導入したとしている。下り坂で自然に速度が上がった場合には作動せず、あくまでこいで加速しようとした時だけ、AIが判断して制御する仕組みだという。
同社はこの構造によって、特定原付で不満が出やすかった登坂性能、航続距離、電池切れ時の走行という3つの課題をまとめて解消できると説明している。従来のペダル付きモデルが発電入力用だったのに対し、ENNE ZEROは走行そのものを担うペダルを備える点で別物だと位置づけている。
16歳以上で免許不要、自賠責保険は必要で、ヘルメットは努力義務としている。













