ごきげんよう、アスキーグルメのモグ担ナベコです。みんな大好き、牛丼チェーンの「吉野家」は昨年夏、初の「まぜそば」を発売して物議をかもしました。そんな吉野家から、またも麺メニューの再来です。
気になる「牛丼・油そばセット」とは
吉野家は、「牛丼・油そばセット」を3月12日に販売開始しました。看板メニューの「牛丼」に、新発売の「油そば」を組み合わせたセットです。
一瞬、昨年と同様のメニューが帰ってきたのかと早合点しそうになりますが、「油そば」は昨年の「まぜそば(正式名称:牛玉スタミナまぜそば)」とは別物です。
油そばのメニューは「牛丼・油そばセット(並盛)」と「牛丼・油そばセット(ミニ)」の2種類。油そば単品での販売はありません。
少し驚きました。油そばという、主役にもなりそうなメニューにもかかわらず、牛丼とのセット売りが前提とされています。
さっそく食べてきました。
こちらは「牛丼(並盛)・油そばセット(並盛)」。店内飲食で価格は950円でした。なお、牛丼は大盛など各サイズを選択可能で、サイズによって価格が変わります。
メンマ、のり、青ねぎがトッピングされたシンプルな見た目。リリースによると、麺には背脂とラードをのせ、にんにく・醤油・胡椒が効いたたれを絡めているそうです。
麺はもっちりした太麺。弾力があり、ムチッ、プリッと歯ごたえがいいです。これは思わず「おっ」となりました。「あれ、吉野家の麺ってこんなにちゃんとしていたっけ?」とうれしい誤算です。
昨年発売されたまぜそばはこれより細く、弾力もやや心もとなかったので、今回はぐっと噛み応えが増しています。麺の存在感がしっかり。いいですね!
以前の取材で、吉野家の麺メニューは店内でゆでるのではなく、冷凍麺を使用していると聞いたことがあります。今回の油そばも同様の冷凍の麺だと思われますが。
一方で、味付けはいたってシンプル。ラードのコクに、背脂の濃厚な風味が時折感じられますが、正直なところやや物足りなさも感じます。
ここで付属のお酢とラー油を加えてみました。風味を足すつもりだったのですが、お酢の酸味で全体がぐっと軽やかになり、とてもさっぱりした味わいになりました。
大げさに言うと冷やし中華のよう。チュルッと食べ進められる感覚です。牛丼とのセットでも重さを感じさせず、どんどん食べられます。これはいい。さりげないけどクセになりそうな味で、なにより牛丼と食べた時の満足感がサイコー!
牛丼とセットでおいしさを最大値に!
考えられている
ふと、昨年登場した「牛玉スタミナまぜそば」を思い返しました。あちらは強烈な“にんにくマシマシだれ”付きで、ジャンクさで殴りに来る「足し算」の感じが特徴でした。それと比べると、今回の油そばはかなり控えめで、「引き算」でバランスをとっている気がします。
油そば単体だと少し物足りなく感じるのですが、牛丼と組み合わせるとバランスばっちり。セット販売を前提にしているのに納得です。
おそらく、麺メニューをどう生かすか試行錯誤した結果、たどり着いたひとつの形が「牛丼の補佐役」という立ち位置なのでしょう。吉野家の看板メニューである牛丼とのバランスが、よく考えられています。
また、注目したいのが麺の進化。昨年の、いい意味で家庭的、言ってしまえばやや心もとない麺から、今回は太麺で弾力重視に生まれ変わっています。
牛丼と麺もののセットは、個人的には願ってもない組み合わせ! 価格も並セットで950円、ミニセットで800円と、セットとしては手頃ではないでしょうか。
もしかすると、この組み合わせはしっかり定番化していくかもしれません!
※記事中の価格は税込み












