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企業の課題を解決するNTTスマートコネクトの最新サービス 第4回

運用負荷が高い! 情報システム部の課題にメスを入れるNTTスマートコネクト

「セキュリティ担当がいない」も「予算がない」も解決できる 安価・簡単・コンサル付きの「クラウドUTMパック」が中堅企業の"防御力"を劇的に変える

2026年03月30日 11時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII 写真●曽根田元

提供: NTTスマートコネクト

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 犯罪集団にデータを詐取され、身代金を要求されるランサムウェアによる被害が相次ぐ中、大企業ほどセキュリティにコストをかけられない中堅企業は苦境に陥っている。そんな情報システム部門が抱えるネットワークとセキュリティの課題を解決するNTTスマートコネクトの「かんたんスタートメニュー:クラウドUTMパック(以降「クラウドUTMパック」)」について、クラウドビジネス部の担当者に話を聞いた。

ランサムウェアの脅威は理解しているが、対策のコストと運用負荷が課題

 近年、企業の大きな課題となるランサムウェアへの対応。ビジネス自体の停止に陥る事件も相次いでおり、情報システム部にとっては喫緊の課題と言えるだろう。日々、顧客の声に耳を傾ける営業の立場にあたるNTTスマートコネクト クラウドビジネス部の牧野晃大氏は、「やはり大企業のランサムウェアの事件は新聞沙汰になりますし、実際に商品が流通しなくなるのを目の当たりにする場面も多いので、経営者の方々もかなり脅威を感じていますね」と指摘する。

NTTスマートコネクト クラウドビジネス部 クラウドビジネス部_ビジネス営業担当 マネージャー 牧野 晃大氏

 誌面では大企業の事件がよく取り沙汰されるが、もちろん中堅企業もターゲットだ。NTTスマートコネクト クラウドビジネス部の伊藤 彰宏氏は、「中堅企業もパートナーとして大企業のデータを預かっていることが多い。もし漏えいでもしたら、取引先としての信頼の低下につながります。今後はセキュリティ対策が取引先を選定するための条件になってくると思います」と指摘する。

NTTスマートコネクト クラウドビジネス部_ビジネス戦略担当 マネージャー 伊藤 彰宏氏

 ここで課題となってくるのが、セキュリティ対策にかけられるコストが高くないという点だ。昨年2月に発表されたIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の中小企業のセキュリティ実態調査では、情報セキュリティ対策に「投資していない」企業は62.6%に上った。投資をしない理由としては「必要性を感じていない」という回答が一番多いが、「費用対効果が見えない」(24.2%)、「コストがかかりすぎる」(21.7%)も挙げられている。

 牧野氏は、「昨今のランサムウェア事件の報道で大企業だけではなく、中堅企業もターゲットにされているという点はお客さまも認識しています。ただ、セキュリティ対策は業績にプラスになるものではない。その点、中堅企業ではセキュリティ対策にかけられる予算はあまり多くないという実情があります」と語る。

 もう1つの課題は、従来型のオンプレミス型のセキュリティ製品の運用負荷だ。サービスを技術面で支えるNTTスマートコネクトの石田 湧之氏は、「攻撃を受けた際の保険としてセキュリティ対策はしたいけど、オンプレミスでハードウェアを導入してしまうと、ユーザー側で機器の面倒を見る必要があります。この運用負荷のコストが大きいのです」と指摘する。

NTTスマートコネクト クラウドビジネス部 クラウドビジネス部_ビジネス営業担当
アシスタントマネージャー 石田 湧之氏

 セキュリティ製品の難しいところは、その製品自体の脆弱性が攻撃されてしまうリスクだ。実際、昨今のランサムウェア攻撃による被害は、セキュリティ製品の脆弱性対応を怠ったことに端を発している。そのため、導入するからには脆弱性管理やバージョンアップなどの運用作業が必須。この運用負荷に人手とコストがかかることが、中堅企業がセキュリティ対策に二の足を踏む大きな要因となっている。

運用負荷を低減し、空いた時間を本業に

 こうした中堅企業に向けた低廉な料金のセキュリティ対策ソリューションとして、NTTスマートコネクトが提案しているのが「クラウドUTMパック」になる。牧野氏は、「単なる保険にとどまらず、運用負荷を軽減したことによって得られた時間をより生産性の高い作業、業績アップにつながる業務に充ててもらう。こうしたサービスはできないか?ということで、本パックを企画しました」と語る。

 クラウドUTMパックは、従来から提供しているクラウド型UTMサービス「SmartConnect Network & Security」とパブリッククラウドやNTTスマートコネクトのクラウドへの閉域接続を可能にする「クラウド クロス コネクト」を統合し、導入から運用までをサポートするコンサルティング(後述)を追加したパッケージだ。牧野氏は、「攻撃を受けても被害を最小限にとどめるため、安価に利用できる保険のような存在としてご提案しています」と語る。

SmartConnect Network & Securityで提供されるクラウドUTMの機能

 クラウドUTMパックであれば、ユーザー企業はNTTスマートコネクトのデータセンターに接続するだけで、セキュアネットワークを利活用できる。伊藤氏は、「NTT西日本グループとして、フレッツ・VPN ワイドをはじめとした安定した回線サービスを用意しているので、お客さまの拠点からデータセンターまでを閉域網でセキュアに接続できます」とアピールする。

 クラウドUTMパックでは、UTMの設定もNTTスマートコネクト側で行なう。ユーザー企業は10項目程度のヒアリングシートに記入し、申し込みもワンストップで済む。設定はNTTスマートコネクトが行なうが、設定内容はユーザー企業にも公開されており、ブラックボックス化されているわけではないので安心だ。「単にハコを置いているだけというお客さまも多いですが、本パックでは、弊社が必要な通信だけを通し、不正な通信を遮断するように設定を行います」と牧野氏は語る。

 もちろんクラウド型UTMの運用もNTTスマートコネクトで実施する。「メーカーと連携し、迅速な脆弱性対応やバージョンアップを実現するパッケージとして提供しています」(石田氏)。オンプレミス回帰を検討している企業も、自社での運用負荷が課題となり、結果としてクラウドサービスを導入するという事例もあるという。

ユーザー企業の相談事や変更依頼をコンサルティングで提供

 クラウドUTMパックは単なるネットワーク&セキュリティサービスにとどまらず、コンサルティングまで含んでいる点が特徴的だ。クラウドサービスでありながら、人手のサポートが受けられるわけだ。

 同社も長らくクラウド型のサービスを提供してきたが、設定や構成はあくまでユーザー企業の判断が前提だった。大手企業であれば、大手クラウドサービスのサービスを組み合わせて、セキュリティ対策を最適化する体制は整っているが、中堅企業にはセキュリティのプロフェッショナルも少ない。ちょっとした設定や構成変更にも時間がかかってしまうため、そこがセキュリティの「穴」となってしまう。

 これに対して、本パックではNTTスマートコネクトが設定や構成をあらかじめ決めておき、コンサルティングを提供していくというサービスになっている。具体的には緊急の設定変更が1回/月、問い合わせ対応5回までのチケットが用意される。NTTスマートコネクトのエンジニアが相談を受けつつ、設定や構成変更までカバーする。

 NTTスマートコネクトも以前からサービスを提供する中で、さまざまなユーザー企業の困りごとに対応してきた。「インターネットが遅い」「見ていたサイトが見られない」「このアプリを遮断したい」など、さまざまな相談を受けてきた。このノウハウや知見をNaaSパッケージでは、コンサルティングとして提供する。

 石田氏は、「今まではセキュリティに関する相談事は受け付けておりませんでした。しかし、今回のクラウドUTMパックはセキュリティに関するコンサルティングもサービスに組み込み、セキュリティの相談事や提案にも対応できるようになっています」とアピールする。

「クラウド怖い」の不安を払拭するISMAP取得

 「簡単、安価、コンサル入り」という強みを持つクラウドUTMパックだが、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度である「ISMAP」やISMSクラウドセキュリティ認証(ISO/IEC 27017)も取得済みだ。「オンプレミスの環境をご利用の企業さまだとまだまだ『クラウド怖い』というお客さまも多い。そんなお客さまの不安を払拭するためにも、ISMAPの取得は重要だと感じています」と牧野氏は語る。

 また、クラウドUTMパックであればオンプレミスとクラウドのハイブリッド構成への拡張もできる。オンプレミスにリソースを持ちつつ、必要に応じてAWSやAzureなどのパブリッククラウドを利用できる柔軟性を持つわけだ。石田氏は、「回線はNTT西日本、クラウドはNTTスマートコネクトという分担で、ネットワークと国産クラウドのセキュリティという強みを出せていると思います。将来的に、ITの基盤自体をクラウドに移行する際にも、クラウドリフトをお手伝いできると考えています」と語る。

 ネットワークとセキュリティの悩みはどの企業も共通しており、さまざまな業種・業界でニーズが高いという。「現在、提案中の企業はもともと他社のクラウド型UTMを利用していましたが、帯域も増やし、セキュリティも強化したい。しかも、接続や設定も柔軟に変更したいということで、クラウドUTMパックへの乗り換えを検討していただいています」(牧野氏)。

 NTTスマートコネクトはクラウドUTMパック以外にもネットワークやセキュリティの課題に対応するさまざまなソリューションを提供しており、中堅企業の悩みに答えられる。この総合力も大きな売りだ。「ランサムウェア対策に強い関心をお持ちですが、『コストや運用が心配』『どういう対策をしたらよいかわからない』といった不安がある中堅企業も多いはず。そんなお客さまは、まず弊社にご相談いただければ、対策の糸口が見えるはずです」と伊藤氏はアピールする。

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