AIと通信インフラの融合による、日常での現実的な便利さを日本からアピール MWCでのKDDIブース
2026年03月05日 12時00分更新
MWC 2026でのKDDIは、「AIデータセンターが支える未来の都市、未来の街角」をテーマに出展。最新のAIと通信が日常にどう溶け込むのかといった展示に、多くの来場者で賑わっていた。
日本語を話すカワイイキャラクターがお出迎え
日本企業らしいおもてなし
「リテールシティ」エリアに入ると、お花屋さんのエプロン姿をしたバーチャルキャラクター「レナちゃん」がお出迎え。あえて日本語で話しかけてくる演出で、海外からの来場者を楽しませている。
ここでは、スマートフォンの利用データなどから個人の興味関心を推測し、最適なクーポンや商品をレコメンドする技術が体験可能。壁には「GLOBE TROTTER」や「FASHION SHOPPER」などのペルソナが描かれたICカードが並んでおり、これを端末にかざすとそれに合わせた提案が表示される。たとえば「FASHION SHOPPER」を選ぶと、花言葉(ダリア=華麗など)を添えたお花がレコメンドされた。
さらに、高輪ゲートウェイシティでの導入を見据えた感情分析のデモも実施されていた。広場の防犯カメラから歩き方などの骨格データを取得し、人の感情を推測。隣の画面では、同シティの3Dモデル上で1万人規模の避難時の人の流れをシミュレーションする防災システムも動いており、街の安全確保に役立てられている。
コンビニを模したエリアでは、生成AIを活用した商品開発支援ツールが体験可能。開発者が「Bread(パン)」のカテゴリーを選び、「Savory Bread」「Quick & Easy」「Breakfast」「Chewy」「Japanese Flavor」などのキーワードを指定すると、AIが瞬時に「Mochi Soy Butter Breakfast Roll」という商品企画とおいしそうなパッケージ画像を生成した。
AIが仮想のペルソナとしてフィードバックをし、企画をブラッシュアップしていく未来の働き方が提示されていた。
人型のAIコンシェルジュロボットを展示
自動車内で急病になると、自動で救急車手配のシステムも
リテールエリアで目を引いたのが、人型のAIコンシェルジュロボット「ヒナタ」。シリコン製の皮膚を持ち、カメラで相手の骨格を認識して、しっかりと視線を合わせながら自然に会話をする。デモではバルセロナの地下鉄の乗り方を案内してくれたが、回答に合わせてAIが表情やジェスチャーを計算し、声と同期して動く姿はまるで人間と話しているかのよう。現在は汎用モデルだが、今後はKDDI独自のデータで学習させ、さらに高度な案内を目指すとのこと。
モビリティコーナーでは、自律走行車の遠隔監視システムが紹介された。車内に設置されたAIカメラが乗客の骨格を分析。デモ画面では、乗客が急病で倒れたような姿勢をとると、緑色だった骨格の線の上に「DANGEROUS SITUATION DETECTED」という赤い警告が瞬時に表示され、モビリティコントロールセンターへアラートが発出された。アラートを受けた遠隔監視員は、車内外の360度映像を確認しながらマイクで乗客に声をかけ、必要に応じて救急車を手配する。
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