エレコムは2月25日、同社として初めて「半固体電池」を採用した次世代型モバイルバッテリーを2026年3月より順次発売すると発表した。容量10000mAhモデルと5000mAhモデルをラインアップし、10000mAhモデル「DE-C86-10000」シリーズの市場想定価格は8480円。
これまでリン酸鉄リチウムイオン電池やナトリウムイオン電池搭載製品をいち早く市場に投入してきたエレコムだが、今回はさらなる安全性と長寿命の実現に向けて半固体電池製品を投入する。
半固体電池は、内部の電解液をゲル状にしているのが最大の特徴。これにより液漏れのリスクが低減されるほか、従来の発火事故の一因ともされる可燃性有機電解液の使用量を削減。内部短絡(ショート)時の可燃性ガスの発生や放出を抑制し、安全性を大きく高めている。
また、化学的安定性が向上したことで、従来のリチウムイオン電池(サイクル寿命約500回)と比較して約4倍となる約2000回の長寿命を実現。使用温度範囲も広く、一般的なモバイルバッテリーの放電温度範囲が0~40℃であるのに対し、本製品は-15℃~45℃での放電に対応する。
さらに、過充電・過放電・過電流防止、短絡保護、温度検知という5つの保護機能を備えた回路設計を採用。通電時に温度を監視・制御する「Thermal Protection」機能も搭載し、接続機器を保護する設計となっている。
本製品には「Health Monitor」を搭載。これは、バッテリーの充放電回数から電池の健康状態を自動診断し、LEDの色で通知する機能だ。買い替えや点検の目安を視覚的に把握できるため、ユーザーは安心して使い続けることができる。また、同じLEDパネル上でバッテリー残量を1%単位で確認することも可能だ。
ラインアップは容量10000mAhと5000mAhの2モデル。10000mAhモデル「DE-C86-10000」シリーズはUSB Type-Cポートを2基、USB-Aポートを1基備え、Type-C単ポート利用時で最大35Wの出力に対応する。重量は約220gで、ブラック、ブルー、ピンク、ホワイトの4色展開。市場想定価格は8480円。容量5000mAhモデルはブラックとホワイトの2色展開で、詳細情報は後日発表される。
「DE-C86-10000」シリーズのおもなスペックは次の通り。
■電池定格容量:3.85V/5000mAh×2 38.5Wh
■コネクター形状(電源入力側):USB Type-C×2
■コネクター形状(電源出力側):USB Type-C×2、USB-A×1
■出力:USB Type-C1/C2:最大35W(5V/3A、9V/3A、12V/2.91A、15V/2.33A、20V/1.75A)
PPS最大33W(5~11V/3A)
USB-A1:最大22.5W(5V/2.4A、9V/2A、10V/2.25A、12V/1.5A)
複数ポート同時使用時:合計最大20W(5V/4A)
■サイズ:外形寸法 約70(W)×19(D)×114.6(H)mm
■重量:約220g
発売に先駆け、エレコムダイレクトショップでは2月25日12時から3月1日23時59分まで、10000mAhモデルの予約販売を数量限定で実施する。予約期間中は通常8480円のところ、1000円引きの7480円で購入可能だ。
また、実店舗の「エレコムデザインショップ」では、リチウムイオン電池搭載製品の無償回収(JBRC加盟企業製が対象)を実施。3月末まで限定で、古いモバイルバッテリーを持ち込んだユーザーに対して当日限定で10000mAhモデルが2000円引きとなるクーポンを数量限定で配布する「古いモバイルバッテリー卒業キャンペーン」も実施される。



















