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T教授の「戦略的衝動買い」 第862回

筆者も愛用した往年のMacをオマージュした置き時計を衝動買い

2026年01月31日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授、編集● ASCII

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Maclock

初期の一体型Macの姿をオマージュしたデジタル時計を衝動買い

初期Macintoshをほぼそのままオマージュ
ギミックの1つ1つが胸が熱くなる完成度

 いつものようにSNSを徘徊してると、1985年頃のMacintoshへのオマージュ愛が溢れる置き時計を見つけた。実は筆者も当時、発売されたばかりのMacintosh Plusのフルセットをローンでゲットしていた。大卒初任給が14万円程度だった時代に、その数倍という価格設定だった代物だ。

 まさに「清水の舞台から飛び降りる」覚悟の買い物だったが、あのコンパクトな筐体がデスクにあるだけで、未来を手に入れたような高揚感に包まれたものだ。今回、衝動買いした「Maclock(マクロック)」は、まさにその頃の最高峰パソコンに心酔した世代へ贈る、愛すべきオマージュ・ガジェットである。

Maclock

1980年代後半、当時高価だったMacintosh Plusを前にした若き日の筆者。この情熱が今回の衝動買いの原点だ

 当時としては極めてユニークな「垂直統合型」の外観を持っていたMacintosh。そのデザインに敬意を表したガジェットは、これまでもApple Watch用スタンドやACアダプタなど、枚挙にいとまがない。しかし、今回のMaclockはそれらとは一線を画す「ギミック」の塊だ。

 届いたばかりのパッケージを開封すると、本体に加え、充電用USB Type-Cケーブル、そして本機の最大の特徴である「System Disk」と記された極小のフロッピーディスク、自分好みにデコレーションするための各種シール、取扱説明書が現れる。この内容物を確認しただけで、当時の「アップルフリーク」なら胸が熱くなるはずだ。

Maclock
Maclock
Maclock

パッケージと内容物。特にミニチュアの「System Disk」の存在感が光る

シールをデコレーションすることでさらに魅力アップ
フロッピーの挿入で電源オンも実にマニアック

 ここで、本機のスペックを俯瞰しておこう。

【Maclock スペック概要】
操作系:背光キー(タッチ式)、ローラー、アラームキー、時計キー
表示項目:時刻&年、日付、曜日、温度、電源状態、アラーム状態
電源:内蔵リチウムイオンバッテリー(3.7V / 1200mAh ※ステッカー台紙記載)、USB Type-C充電
設定:ローラーを回して12h/24h表示切り替え、時刻・温度単位(摂氏/華氏)設定
サイズ感:往年のMacintosh Plusを手のひらサイズに凝縮

 そのまま電源をオンにしても良いが、まずは「儀式」としてのデコレーションが先だ。ピンセットでレインボーロゴを彷彿とさせるシールを本体に貼り込んでいく。このひと手間で、単なるプラスチックの塊が、一気にあの時代のアイコンへと昇華する。

Maclock
Maclock

ピンセットを使い、慎重にロゴシールを貼る。この細部へのこだわりこそがガジェット愛だ

 付属のUSBケーブルで充電を終えれば、早速電源をオンしてみよう。この電源オンの儀式も極めてマニアックだ。小さな「System Disk」を、ドライブスリットの奥まで挿入するのだ。すると「ピッ」という起動音とともに画面が表示される。まさにディスクからOSをロードしていたあの感覚の再現である。起動時はバッテリー温存のためか、バックライトオフの状態で立ち上がる。

Maclock

「System Disk」を挿入する瞬間。この物理的なギミックがたまらない

 画面右上にはバッテリーアイコンがあるが、これが曲者だ。単に「電源が入っているか」程度の表示でしかなく、残量をデジタル的、あるいはアナログ的に把握できるインジケーターが存在しない。ここは実用面での明確な欠点と言えるだろう。

Maclock

赤丸で囲んだバッテリーアイコンでは残念ながら残量の詳細はわからない

 液晶バックライト(背光)のオン/オフ操作も心憎い。オリジナルMacなら移動時に指先を押し込む本体上部の窪みの蓋部分に軽くタッチすることで、オンオフのトグル操作が可能となっている。

Maclock

青丸で囲った上面のタッチセンサー部では直感的な操作が可能

 バックライトオフの状態では正直かなり見辛い。現在時刻を読み取れる程度に明るくバックライトを点灯させると、今度はバッテリーが1.5日~最大でも2日程度しか持たないという弱点が露呈する。普段はバックライトオフで待機し、時刻を見たい瞬間にタッチして点灯する……という使い方が現実的な落としどころではあるが“置時計としてのストレス”が生じる可能性もある。

Maclock
Maclock

バックライトオフ(上)とオン(下)の比較。視認性の差は歴然だが、スタミナとのトレードオフになる

 置時計としての時刻・アラーム設定や表示の切り替えは、本体下のローラーと2つのキーで行なう。画面表示は「現在時刻」「年月日(カレンダー)」「ファニーな起動画面イメージ(スマイルマーク)」の3つが切り替え可能だ。カレンダー表示にそれほど大きな意味は見出せないため、多くのユーザーは「時計表示」か、あるいは雰囲気を楽しむための「スマイルマーク」に設定することになるだろう。

Maclock
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底面の操作部と、各種表示モード。スマイルマークが表示された画面はまさに「ハッピーマック」そのものだ

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