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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第563回

山根博士のグロスマレビュー

「スマホ」の域を超えた200倍望遠の世界。究極のカメラフォン「vivo X300 Pro」の実力

2026年02月01日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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 海外ではカメラ性能の高さで人気を誇るvivoのXシリーズ、その最新モデル「X300 Pro」が中国で販売中だ。テレコンバーターレンズで超望遠撮影も可能な、本モデルのクイックレビューをお届けする。

Dimensity 9500搭載のハイスペックなスマートフォン

 vivo X300 Proは「X300」シリーズの中核モデルとなる製品だ。下位モデルとして「X300」が同時に発売となり、また上位モデルとして「X300 Ultra」が発表される予定だ。X300、X300 ProはどちらもチップセットにMediaTekのDimensity 9500を搭載。同チップセットはMediaTekが2025年9月に発表した最上位の性能を誇るものだ。

Dimensity 9500搭載のハイエンドモデル

 X300 Proの主なスペックは、ディスプレーが6.78型(2800×1260ドット、最大120Hz)で、最大輝度は4500ニト。フロントカメラは5000万画素だ。本体サイズは約75.48×161.98×7.99mm、226g。本体のカラバリは3色。前モデルではカラバリごとにサイズが若干異なっていたが、本モデルでは全色同一サイズとしている。

6.78型ディスプレーを搭載

 リアカメラは5000万画素の広角、2億画素の3.7倍望遠、5000万画素の超広角の3眼構成。カメラの基本スペックは前モデル「X200 Pro」とほぼ同等だ。バッテリーは中国販売モデルは6510mAhを搭載、グローバルモデルは規制の関係により5440mAhに抑えられている。有線充電は90W、無線充電は40Wに対応している。

望遠カメラは2億画素、それ以外は5000万画素を搭載

 本体の左側面上部にはアプリケーションを割り当て可能なプログラムボタンを搭載。標準ではカメラのシャッターボタンとなっている。このボタンは、X300 Proで初搭載されたものだ。ボタンの場所からカメラ以外にもAI関連機能のボタンとして使うことが想定されていると考えられる。なお、右側面には電源とボリュームボタンのみの構成で、カメラボタンは右側には搭載されていない。

左側面にあるプログラムボタン

 OSはAndroid 16をベースにしたvivo独自UIを搭載するOrigin OS 6を採用。これは中国モデルのみで、グローバルモデルはUIを変えたFuntouch OS 16を搭載している。Origin OSはグラフィカルなアイコンを多用した独自性の強いデザインであり、若干クセも感じられる一方で、自由なカスタマイズも可能になっている。メモリー構成は12GB+ストレージ256GBからで、価格は5299元(約11万8000円)~。

中国モデルが搭載するOriginOS 6

ツァイスコラボのカメラ、テレコンで200倍撮影も可能

 カメラはツァイスとコラボしており、背面には「ZEISS」ロゴも搭載、また「T*」(ティースター)のロゴがあることからわかるように、レンズには反射防止コーティングも施されている。極端に明るくなる雪山や、夜の街灯撮影などのシーンでゴーストを低減させた撮影が可能だ。

 各カメラは広角5000万画素が24mmで、前モデルの23mmよりわずかに画角は狭められた。そのほかは前述したように望遠は2億画素、ペリスコープ式の85mmで、デジタルで最大100倍まで対応する。そして、5000万画素の超広角カメラという構成だ。

ツァイス協業カメラを搭載

 自社開発の「VS1」イメージングチップを搭載しており、画像の前処理をすることで、チップセットでの画像処理をより高速化できるという。VS1の性能は、80TOPS相当とのこと。カメラのUIもタイル状のアイコンを多用したわかりやすいものとなっており、カメラフォンとしても使いやすい。

多数のタイルが並ぶクイック設定パネルは操作しやすい

 標準のカメラモードでは、ソフトシャッターボタンの下から上にスワイプするだけでストリートモードへ切り替えできる。カメラの倍率が焦点距離単位となり、リニアに動かすことで画角の調整が行いやすくなる。また様々なエフェクトもあり、文字通りに街中の撮影が楽しくなるモードだ。

ストリートモードへの切り替えはワンタッチ

 X300 Proの大きな特徴が、外付け式のテレコンバーターレンズだ。このテレコンは2.35倍であり、望遠カメラに取り付けることで最大200倍の望遠撮影が可能となる。利用するためには専用の本体ケースを装着後に、カメラバンプ部分にテレコン取付用のアダプターを装着する。

 この仕組みは2025年4月に発売になった春モデルの最上位機種「X200 Ultra」と同等だ。ケースには補助バッテリーと三脚穴のあるグリップも取り付けできる(外付け望遠レンズ対応! 最強級カメラスマホ「vivo X200 Ultra」を試す)。

2.35倍のテレコンが装着可能

 このテレコンは本体カラーがシルバー。X200 Ultraのものはブラックだったが、どちらも性能は同一もの。どちらのレンズも相互に取り付け可能であり、デジタルカメラのレンズのように、テレコンの色も好みのものを選んで購入できる。

 価格はケース+グリップ+テレコンで1499元(約3万4000円)。X200 Ultra用は2599元(約5万8000円)と高価だったが、より買い求めやすい価格となった。

テレコンはフルセットで約3万4000円

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