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Adobe潰し!? アップル、月額1780円のクリエイター向けサブスク「Creator Studio」1月29日提供開始

2026年01月14日 09時30分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 Appleは1月13日、動画編集、音楽制作、画像編集などのクリエイティブツールを網羅するサブスクリプションサービス「Apple Creator Studio」を発表した。1月29日からApp Storeで提供開始し、価格は月額1780円、年額1万7800円。学生・教職員向けには月額480円、年額4800円の割引プランも用意する。

 Final Cut Pro、Logic Pro、Pixelmator Pro、Motion、Compressor、MainStageに加え、Keynote、Pages、Numbers、フリーボードの新しいAI機能とプレミアムコンテンツを一括提供する。既存アプリの操作性を土台に、デバイス上のAI機能や生成AIを組み合わせた形のサービスとなる。

 動画制作では、MacとiPad向けのFinal Cut Proに文字起こし検索やビジュアル検索、音楽のビートを自動解析するビート検出などが追加され、素材から必要なカットを見つけやすくなる。iPad版ではAIを活用したモンタージュメーカーが用意され、映像の見どころを自動抽出して編集を開始できるようになる。

 音楽制作ではLogic Proが進化し、AI Session PlayerにSynth Playerが加わったほか、録音データからコード進行を自動生成するコードIDなどを搭載した。Mac向けには新しいサウンドライブラリが提供され、iPadでは自然言語でループを探せる検索機能が導入される。MainStageも含まれ、ライブ演奏から制作までを1つの環境で完結できる。

 画像編集分野ではPixelmator Proが初めてiPadに対応し、Apple Pencilに最適化された操作性と、Appleシリコンの性能を活かした高速処理を実現する。ワープツールや高精細なアップスケーリングなど、プロ向け機能もサブスクリプションに含まれる。

 Keynote、Pages、Numbers、フリーボードでは、プレミアムテンプレートや高品質素材を集めたコンテンツハブが追加されるほか、OpenAIの生成モデルを活用した画像生成・編集機能も利用できる。資料作成を自動化するベータ機能や、Numbersでの数式生成など、生産性を高めるAI機能が強化される。

 Appleは新サービスにより、プロから学生まで幅広い層のクリエイターを取り込む狙い。競合Adobeがクラウド連携とクロスプラットフォームを強みにするのに対し、AppleはAppleシリコンとデバイス上のAIを前提に、動作の軽快さやプライバシー保護を重視した統合体験を前面に押し出し、MacやiPadを制作の中核に据える戦略を明確にした格好となった。

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