格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第297回
iPhone 17が2年後の返却前提で約1万2000円! ahamoへのMNPでiPhone 17を買ったが、かなり手間どった
2025年12月21日 12時00分更新
この秋登場したばかりのiPhone 17シリーズ。特に標準モデルのiPhone 17は「今年は買い」と評価が高いが、そのiPhone 17が今、安く手に入れることができる。
キャリアの購入プロプログラムを用いると、最初の2年と後半の2年で支払い額が大きく変動する分割払いにより、購入から2年後に返却すれば、その間の支払いは1万2000円台になるのだ。実際に筆者もオンラインで買ってみたが、これが少々手間がかかってしまった。
「今年は買い」なiPhone 17がドコモとauの購入プログラムなら
2年間1万2000円台で使うことができる
現在3大キャリアの購入プログラムは、最長4年間の分割払いで、その2年後に端末を返却すると残債が免除されるという内容になっている。そのプログラムで最初の2年分の支払いを極端に低めに設定している場合、2年間は非常に低い負担で使うことができる。
さすがに最新機種のiPhone 17の場合は、月1円といった極端な内容ではないが、ここに来て月500円程度の支払いで使うことができる例があり、2年間の支払い額は1万2000円台に抑えられている。SIMフリーのiPhoneを単体で購入して、2年後に専門店に売却しても実質的な負担額はもっと大きくなるはずで、オトクなことに間違いがない。
従来はこうした有利な条件は、リアルのショップ店頭で掲示されていることが多かった。しかし、最近ではオンラインショップでも同クラスの条件を見かけるようになっている。
記事執筆時点での具体例ではドコモ、ドコモのオンラインプランのahamo、そしてauだ。ソフトバンクは、公式オンラインショップ限定の割引を適用すると、最初の2年間は月1円と記されているが、今の同社は端末の返却時に「特典利用料」が2万2000円がかかる仕組みになっているため、合計負担額は2万2024円の計算となる。
価格で選ぶなら現時点ではドコモかauとなるが、この両者にも違いがある。2年間の支払い額はドコモが1万2540円、auが1万2500円という表示だが、auは(オンラインでの申し込みであっても)新規契約時の事務手数料として3850円がかかる。ドコモはショップでは事務手数料は必要だが、オンラインでは引き続き無料。つまりは事務手数料分、ドコモのほうが安いわけだ。
しかも、ドコモはahamoのサイトからも同じ条件でiPhone 17が買える(auの場合は、UQ mobileで使いたい場合は後から移行する必要がある)。特に最新のiPhoneはeSIM専用になったため、SIMの移行などが不便なのでこの差も小さくない。
というわけで、今回オンラインでの申し込みでも安くiPhone 17を使える方法として、早速ahamoのサイトから他社からのMNPでの新規契約で申し込んだ。
開通申込から手間取った 通常とは違う人は要注意
これは筆者固有の事情かもしれないが、今回のahamoの契約では若干手間取ることになった。
元のキャリアでMNP予約番号を発行して、ahamoのサイトで申し込みをしたのだが、結果は「契約キャンセル」。理由は開示されないので詳細は不明だが、そういうこともあるのだろうと思ってあきらめかけたところ、ドコモから電話がかかってきた。
その説明によると、今回はキャンセルではあるが、申し込み時に不備があったからとのこと。具体的には職業欄で、その問題を解消して、もう一度申し込んでみては? という提案だったのだ。
その不備とは、ahamoの申し込み時の職業記入に勤務先をカタカナで入れる部分。筆者は個人事業主で自分の名前を屋号にして活動しているため名前を入力した。それがダメなのなら、どうすればいいのかと聞いたところ、具体的業種を入れてくれとのこと。しかし、再度の申し込みでも再びキャンセルとなった。
次はチャットで聞いたところ、電話とは話が違い、業種はダメ、屋号は氏名でもダメ。それでいて審査の詳細については答えられないという。
そしてドコモ側から再度提案されたのは勤務先を「なし」を選ぶことだった。勤務先が「なし」で分割払いの審査は大丈夫なのかとも思ったが、審査には影響しないというので、それで申し込んだところ無事にiPhone 17が届いて開通した。3度目の正直である。
勤務先をカタカナで書きにくい業種の人は要注意(?)ということだろうか。店頭契約だと職業についてもっと細かく聞かれて記載したと記憶しているが、オンラインではカタカナで勤務先を記入するだけというのは謎だ。
dアカウントを事前に作っておくとスムーズに
申し込んだ後はすぐにdアカウントが必要になる。dアカウント1つにつきahamoの契約は1つなので、過去にahamoで使ったことがある、既存のアカウントで申し込みをしようとすると最後の画面でNGになってしまう。新規のdアカウント作成が手っ取り早い。
購入したスマートフォンの配送伝票番号はdアカウントでログインしないとわからないし、そのあとの開通手続きも同様。とにかく、dアカウントに確実にログインできるよう、事前に作成しておいたほうが何かと安心だ。

この連載の記事
-
第296回
スマホ
「実質2年レンタル」とも呼ばれるスマホの購入プログラム 実際にスマホを返却してみた -
第295回
スマホ
料金がオトクな格安SIM それでは現在、加入時の特典が大きいサービスはどれ? -
第294回
スマホ
格安SIMは「通信品質が良くないから安い」といまだに言われることがあるが現状を説明したい -
第293回
スマホ
楽天モバイルの新規契約で一部ヘビーユーザーが有料に その条件の解説&今後どうなるかも勝手予想 -
第292回
スマホ
今安く使えるiPhoneはどれがいくらくらい? iPhone 17の2年間の支払い1万円台は可能!? -
第291回
スマホ
eSIMオンリーの新iPhoneが登場! MVNOの格安SIMでeSIMはどうなっている? -
第290回
スマホ
キャリア版の未使用中古なら1万円台でも入手可能! Galaxyの格安エントリー機「Galaxy A25 5G」を購入した -
第289回
スマホ
U-NEXTセットプランが登場の楽天モバイル コスパ良く使うにはどうすればいい? -
第288回
スマホ
iPhone 17登場直前の夏 16や16eなどのiPhoneを安く入手する方法 -
第287回
スマホ
通信量が大幅に増える帰省や旅行に合わせて、“ギガ”を一瞬で増やす方法 - この連載の一覧へ











