念願の!? Findシリーズでおサイフケータイ対応
OPPOは16日、最新のフラッグシップモデル「OPPO Find X9」の発表会を開催しました。本製品は、高性能なスペックだけではなく、ユーザー体験と日本市場へのコミットメントを強く意識した「マスターピース」として紹介されました。
発表会の冒頭、オウガジャパン 専務取締役の河野謙三氏は、Find Xシリーズが追求してきたものは「スペック表の数字ではありません」と述べ、「手に持った 時の心地よさと、シャッターを切った瞬間取れたと思える感覚」といった、数値化できない価値を追い求めてきたことを強調しました。
特に日本市場での課題となっていた機能への対応について、河野氏は昨年「Find X8」を日本で発売した際、ユーザーから「FindシリーズにもFeliCa(おサイフケータイ)を」という要望を繰り返し受け取っていたことを明かしました。
そして、ついに「Find X9はおサイフケータイに対応します」と発表。「これは技術の話ではありません。私たちが日本のお客様とどう向き合うのか、その姿勢の話です」と述べ、フラッグシップモデルでも日本の生活に不可欠な利便性を提供する姿勢を示しました。
見たままを再現するカメラ
数々の耐久テストをクリアしたタフネスさ
続いて登壇した営業推進部 プロダクトマネージャーの中川裕也氏からは、Find X9の具体的な進化点が紹介されました。同氏は、品質に対する徹底的な取り組みについて言及し、75度の高温やマイナス40度という極寒でのテスト、そして1万4000回を超える落下テストを実施しているそうです。これはユーザーに「品質のことを忘れて使っていただきたい」という願いに基づくものであり、「壊れないが当たり前。長く使えるのが当たり前」を届けるためだと説明しました。
名門カメラブランドのハッセルブラッドとコラボしたカメラ機能はさらなる進化を遂げています。広角、超広角、望遠の3つのカメラすべてに50MPセンサーを搭載しています。さらに、色味をより精密に捉える独立したマルチスペクトルカメラや、目で見えるそのままを記録することを目指した「LUMOイメージエンジン」を初搭載しました。
中川氏は、Find X9が目指すAIは、技術を見せびらかすものではなく、「日常に静かに寄り添い行動を支えるAI」であると定義しました。Googleとの連携により実現した「AI マインドスペース」は、バラバラだった情報を自動で整理・接続し、ユーザーの「賢い情報アシスタント」として機能します。
また、バッテリー性能も特筆すべき点です。本体の薄さを8mm未満、重量を203gに抑えながらも、シリコン・カーボンアノード技術により、スマートフォンの常識を大きく超える7025mAhという大容量を実現しています。
日本初のSoCを搭載したFind X9
性能面においては、MediaTek Japanのアカウントマネジメントディレクター代理である出石 賢氏が登壇し、Find X9に搭載された最新SoC「Dimensity 9500」を紹介しました。
出石氏は、この製品がOPPOとMediaTekの緊密な協力関係に基づき開発された「マスターピース、最高の作品に仕上がっております」と述べ、電力効率が最大55%改善されたCPUや、高性能なGPU、さらにトークン生成速度が2倍以上高速化された第9世代NPUなど、卓越した性能を解説しました。
Find X9は、品質、AI、イメージング、そして日本市場に寄り添う細部へのこだわりを統合した、OPPOの新たなフラッグシップとして、23日から14万9800円(OPPOオンラインショップ価格)発売されます。
| 「OPPO Find X9」の主なスペック | |
|---|---|
| ディスプレー | 6.6型有機EL(2760×1256ドット、120Hz) |
| サイズ | 約74×157×8.0mm |
| 重量 | 203g |
| CPU | MediaTek Dimensity 9500 |
| メモリー | 16GB |
| ストレージ | 512GB |
| 外部ストレージ | × |
| OS | ColorOS 16(Android 16) |
| 5G | n1/n2/n3/n5/n7/n12/n20/n26/n28 /n38/n40/n41/n48/n66/n75/n77/n78 |
| 無線LAN | IEEE802.11 be |
| カメラ画素数 | 標準50MP、超広角50MP、望遠50MP マルチスペクトル2MP、イン:32MP |
| バッテリー容量 | 7025mAh(80W対応) |
| NFC/FeliCa | ○/○ |
| 防水/防塵 | ○/○(IP69) |
| 生体認証 | ○(顔、指紋) |
| SIM形状 | nanoSIM+eSIM |
| USB端子 | Type-C |
| イヤホン端子 | × |
| カラバリ | チタニウムグレー、スペースブラック |
| 価格 | 14万9800円(OPPOオンラインショップ) 13万4800円(auオンラインショップ) 14万9808円(SoftBank Free Style) |





































