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360度録画なので後でフレーミングを選べます

世界初の8K全天周ドローン「Antigravity A1」ついに発売=ゴーグルとグリップで操縦&自動飛行も可能

2025年12月19日 00時01分更新

文● みやのプロ(@E_Minazou)編集● ASCII

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 Insta360が他社との共同開発によって誕生した新ドローンブランド「Antigravity(アンティグラビティ)」から、世界初の8K対応360度全景ドローン「Antigravity A1」が正式発表され、日本でも発売となる。

「Antigravity A1」日本発売

 「Antigravity A1」は8月に世界向けに開発発表され、10月には日本のグッドデザイン賞を受賞した。

「Antigravity A1」日本発売

 直感的に操作できるグリップモーションコントローラーと、8K360度カメラによるデュアルレンズ全方位撮影が特徴で、公式ストアと認定ストアで3つのバンドルが用意される。

☆標準版:20万9000円
 A1ドローン、Visionゴーグル、グリップモーションコントローラー、標準バッテリー(16.9Wh)、キャリーケース、スペアプロペラ4本

「Antigravity A1」日本発売

☆エクスプローラーキット:24万9000円
 標準版に加え、バッテリー2個、充電ハブ、バッグ、プロペラ4本が追加。

「Antigravity A1」日本発売

☆インフィニティキット:26万3900円
 エクスプローラーのバッテリーが大容量バッテリー(31.1Wh)で3個になり、クイックリーダーが追加となる。

「Antigravity A1」日本発売

 日本では12月18日~2026年1月3日に、オンラインストア及び店舗で対象バンドルを購入すると、2万5000円相当の1年間の「Antigravity Care」サブスクリプションが無料で付与される(交換サービスとフライアウェイ補償を提供)。

「Antigravity A1」日本発売

360度映像なのでアングルは後から考える
ゴーグルとグリップで飛行
ルート設定によるAI飛行も可能

「Antigravity A1」日本発売

 ドローン部は折りたたみ時141.3×96.2×81.4mm、展開時308.6×382.3×89.2 mmで、重さは標準バッテリー込みで249g、大容量バッテリーでは291g。標準バッテリーで24分間、大容量バッテリーでは39分の飛行ができ、最長飛行距離は23kmとなる。

 上昇・下降速度は6m/s、速度は12m/s、飛行可能風速は10.7m/sで離陸可能高度は標準4000/大容量3000mだ。

「Antigravity A1」日本発売

 カメラは1/1.28型センサーF2.2のデュアルレンズ式で、8K30fps、5.2K60fps、4K100fpsの360度全景撮影が可能。飛行するたびに、その場の全ての景色を1度で撮影できる。撮り逃す角度がなくなるので、「まず飛ばして、あとで構図を決める」ワークフローが可能となる。

 静止画は1400万画素で5248×2624ドット、動画はH.264/265で170Mbps記録となる。ISOは100~6400、シャッター速度は最高1/8000秒。

 ストレージは20GB内蔵で、マイクロSDカードスロットも備える(最高1TB)。

「Antigravity A1」日本発売

 A1には、Antigravity独自の没入型「Visionゴーグル」と「グリップモーションコントローラー」が付属。離陸直後から直感的に操作できるよう設計されてる。

 グリップコントローラーは、手の動きを正確な飛行方向に変換。指を向けた方向へドローンを飛ばし、トリガー操作で自在に操縦でる。Visionゴーグルはパイロットの頭の動きをリアルタイムに反映し、360度全景を把握可能にする。従来のコントローラーや画面による制約を取り払い、実際に目で見ているかのように状況を把握できるのが特徴だ。

「Antigravity A1」日本発売

 Visionゴーグルは、1インチ Micro-OLED(2560×2560)のデュアルディスプレイを片眼ずつ搭載し、最大150分の稼働が可能。重量は340gで、薄く軽量なデザインにより、かさばることなく快適で没入感のあるフライトを実現する。グリップコントローラーは1回の充電で最大4時間使用できる。

「Antigravity A1」日本発売

 A1の撮影動画では、シネマ風のパン、小惑星、被写体追従などの演出ができ、FlowState手ぶれ補正により、風の強い状況でも滑らかで安定した映像を撮影できる。

 A1には自律飛行のスカイパス・システムを搭載しており、複雑なルートを設計し、保存し、自動実行することができる。ルートを設定すれば、A1が自律飛行を行い、操縦する必要がなく、没入感のある飛行を楽しむことができる。

「Antigravity A1」日本発売

「Antigravity A1」日本発売

 また、正確で再現性の高い飛行ルートを誇るので、異なる時間帯に同じルートを撮影することで、美しいトランジションや演出を作り出せる。

 インテリジェント機能としては、以下を搭載する。
☆スカイ・ジーニー
 オービットやスパイラル、コメット といった複雑な360度全景マヌーバを実行。
☆ディープトラック
 Insta360の高精度トラッキング技術により、被写体を正確にロックオン。フレーミングを自動で調整し、ターゲットを常に中央に保つ。
☆バーチャルコックピット
 フライトがファンタジーと融合するもので、没入型オーバーレイにより、ドラゴンとともにリアルタイムで飛行でき、通常のフライトが神話のような冒険となる。A1の発売後、多くのスキンが追加される予定だ。

「Antigravity A1」日本発売

「Antigravity A1」日本発売

 A1はAntigravityアプリおよびAntigravity Studioデスクトップソフトウェアを提供する。ソフトウェアは高速転送、自動リフレーミング、カラー補正、自動編集ツールに対応。SNS向けの即時クリップから、プロ品質の書き出しまで、クリエイターは360度全景ワークフローの全てを、この統合エコシステムで管理できる。

 編集プロセスは、高機能でありながら簡単に使えるよう設計されており、ソフトウェアの自動ハイライト編集がフライト中のベストショットを抽出し、ワンタップで仕上げ済みのシェア可能な映像を作成できる。

「Antigravity A1」日本発売

「Antigravity A1」日本発売

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