フランス人社長・ベッカー氏と10周年の軌跡を振り返る
売り上げは100倍以上、思い出はプライスレス。JAPANNEXTの10年で変わったものと変わらないもの
提供: 株式会社JAPANNEXT
10年間で印象に残った製品は?
――この10年間で非常に多くの製品を展開してきたと思いますが、その中でも特に印象に残っている製品などはありますか?
ベッカー氏:まずは、やはり最初に出した28型の4Kディスプレーですね。先ほども話した通り、当時は4Kディスプレーが珍しかったのですが、新規のメーカーとして目立つものを出さなければ売れないと思ったので、あえてこの解像度にしました。デザインもこだわりまして、珍しいアルミフレームで、当時の4Kディスプレーとしては価格も抑えたものにしており、印象に残っていますね。
JAPANNEXTの28型4Kモデルの第1号製品「JN-T280UHD」(2016年2月1日発売)。見た目もさることながら、当時は4Kというスペックも珍しいものでした
ベッカー氏:ほかですと、65型の4K曲面ディスプレーは印象に残っていますね。これもアルミのフレームを使い、強化ガラスで画面を補強した製品です。大型のディスプレーですと、家庭や店頭でぶつけて画面が割れるといった事故も多いのですが、それを強化ガラスで防げるようにしました。フレームはヘアライン加工なのですが、手作業で処理することでオンリーワンの模様になっているんです。
――アルミフレームですと、やはり設計が難しいのでしょうか?
ベッカー氏:そうですね。プラスチックに比べて冷却や絶縁処理などの手間が増えますし、重量もあるのでなかなか難しいです。ただ、こういったデザインのほうが自分の好みに合っていましたし、ロットの面でも利点がありました。プラスチックの筐体だと何万台単位での発注になってしまうのですが、こうしたアルミのデザインだと小ロットから発注できたので、当時の事業規模では都合が良かったというのもあります。
――アルミフレームの製品はその後も開発されているのでしょうか?
ベッカー氏:32型の4Kモデルはいまだにアップデートを続けています。1、2年ごとに後継機を発売していますね。同じ4Kモデルの中では少し価格が高いのですが、見た目もいいですし、このサイズであれば持ち運びやすさよりも安定性が重要だと思うので、アルミならではの重量も逆に利点になるかなと思います。
ベッカー氏:ほかですと、ビックカメラさんと企画した製品などがありますね。当初はフレーム全体を赤く染めたカラーで企画していたのですが、最終的には尖りすぎという判断になり、グレーに落ち着きました。それでも十分カッコいいモデルに仕上がったので、販売も成功したのですが、とにかくメタル系の製品は生産が大変なので、どうしても全体と比較すると製品の割合は下がってしまいますね。
「まるで物件探し!わがままばかりで知識ゼロの同僚のディスプレー選びに付き合った話」で登場したこの赤いモデルは非売品とのことでしたが、実はその時に企画された試作品だったそうです
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