昔から携帯電話の回線を契約すると大きな特典があり、1円ケータイ、もしくは1円スマホなんてものがセットになっていた時代もあった。ところが近年は、そうしたことも少なくなっている。それでも現時点で大きな加入時特典が用意されている格安SIMを探した。
加入特典があるところと
特典はないものの月額料金が安いところに大きく分けられる
MVNOの格安SIMで、現在も加入時に大きな特典があるところと言えば、真っ先に思いつくのがIIJmioだ。新規加入、なかでもMNPで移動してきたユーザーにスマートフォンを割引価格で提供している。
mineoも比較的それに近い。mineoの場合は、IIJmioほどには端末販売での大きな値引きはないが、加入から一定期間は、割引料金で利用できるといった特典が用意されることがあり、トータルで見ればオトクとなる。
一方で、ほぼ特典がない日本通信SIMのようなサービスもある。特典の無さは徹底しており、新規加入の事務手数料の割引すらも限定的で、加入時のハードルは少し高いものの、月50GBに通話定額が付いて2178円、同じく月20GB+通話定額で1390円という料金は強力だ。
他のMVNOでも、特典があるサービスは少なくなってきた。特典での競争よりも月額料金やサポート体制、関連サービスなどで特色を見せるところが多くなっている。
人気のSIMフリースマートフォンを安く入手したいならIIJmio
新規加入時にスマートフォンを安く手に入れたいのなら、真っ先に検討すべきがIIJmioだ。一時期のようにタダに近い金額で簡単に入手はできなくなっているが、MNPでの新規加入時にエントリークラスのRedmi 14Cであれば500円から入手できる。
安さに極端にこだわらず、3万円台まで予算を広げれば、ストレスなく使えるミドルクラスのスマートフォンが入手できる。もちろん「一括購入」なので、2年後の返却などの必要もなく完全に自分のものになる。今おすすめの機種は登場まもないGalaxy A36 5G(MNP時3万4800円)や、登場から1年ほど経つもののRedmi Note 13 Pro+ 5G(同2万9800円)、OPPO Reno11 A(同2万7800円)、motorola edge 50 pro(同2万9800円)、AQUOS wish5(同2万4800円)などはコスパ良く使える。
スマートフォンの割引以外にも、加入から3ヵ月間、料金が安くなる特典も用意される。eSIM限定だが月25GBのプランが最大3ヵ月間は900円で使え、通話定額オプションも同じく3ヵ月間は無料。
また、IIJmioはビックカメラのBIC SIMやJALモバイルといった別の入口があり、実際のサービス内容はIIJmioとほぼ同一。加入特典次第で選ぶといいだろう。

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