LEVEL-R889-LC265K-UKX [RGB Build]をレビュー
これは欲しい!欲しいぞ!ハーフミラーな多面体デザイン&RGB LEDファン10基のゲーミングPC、RTX 5070 Tiで性能も◎
2025年11月27日 10時00分更新
まずは定番ベンチマークで地力をチェック
ここからは、LEVEL-R889-LC265K-UKX [RGB Build]のパフォーマンスを検証していこう。CPUのCore Ultra 7 265Kは、インテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)のアッパーミドルに位置する。
性能重視のPコアを8基、効率重視のEコアを12基搭載した20コア/20スレッドのハイブリッドアーキテクチャーCPUで、最大ブースト時の動作クロックは5.5GHzまで達する。マルチタスク処理に優れ、ゲームプレイと同時の実況配信やクリエイティブ用途でも活躍する。
GPUのGeForce RTX 5070 Tiは、NVIDIAのGeForce RTX 50シリーズのアッパーミドル。ビデオメモリーは16GB GDDR7で、WQHDゲーミングはもちろん、4Kゲーミングも視野に入る。とくに、マルチフレーム生成対応タイトルでは、さらなる性能向上が期待できる
システムメモリーは32GB(16GB×2、DDR5)を標準搭載。ゲーミング用途では必要十分な容量で、多くのゲームタイトルが快適に動作するだろう。なお、試用機はRGB LEDイルミネーション対応メモリーにカスタマイズされていた。価格は+3000円とお手頃なのでオススメのオプションだ。
まずは3DCGのレンダリングを通じて、CPUのマルチスレッド/シングルスレッド性能を計測する定番の「CINEBENCH 2024」から。
結果はMulti Coreが1877pts、Single Coreが138ptsと、いずれもハイスコアーを記録。とくにMulti Coreは、ライバルであるAMDのアッパーミドル向けCPU「Ryzen 7 9700X」(1070pts程度)や、「Ryzen 7 9800X3D」(1280pts程度)を大きく上回る好成績だ。
また、強力なエアフローと水冷CPUクーラーによる冷却能力もここで確認。室温約19度の部屋で計測したところ、ベンチマーク中のCPU温度は最高でも69度と、だいぶ余裕があった。
次に、3Dグラフィックス性能を測る定番ベンチマーク「3DMark」(Ver.2.32.8454)の計測結果がこちら。
フルHDベンチマークの「Fire Strike」や、WQHDベンチマークの「Time Spy」が飛びぬけたスコアーを出しているが、ほかのベンチマークのスコアーも低いわけではない。
WQHD&レイトレーシングを想定したSpeed Wayの6861スコアー(平均68fps)や、重量級4KベンチマークのSteel Nomadの7726スコアー(平均77fps)など、いずれも平均60fps以上で動いている。
とはいえ、これはアップスケールやフレーム生成をともなわない素のグラフィックス性能なので、LEVEL-R889-LC265K-UKX [RGB Build]の底力を確認できた格好だ。
基礎ベンチマークの最後に、ストレージ転送速度を「CrystalDiskMark 8.0.4」で計測しよう。試用機には、PCI Express 4.0(以下、PCIe 4.0)接続の1TB M.2 NVMe SSDを搭載していた。
結果はシーケンシャルリード・ライトで約6143MB/s・約5307MB/s。PCIe 4.0接続SSDの中ではミドルアッパーな性能だが、十分高速といえる部類だろう。Windowsやゲームの起動時にも不満を感じることはなかった。
ストレージ容量も標準で1TBはうれしいポイント。M.2 SSD増設用のM.2ソケットの空きは2箇所残っているので、将来的にも長く使っていけそうだ。



















































