NHKが『76回NHK紅白歌合戦』の出場歌手を発表。
“SNSでの人気が紅白につながる”傾向は今年も鮮明で、年末の音楽番組における選考基準に対する、SNSの影響がうかがえる。
SNS発人気、選出基準に定着
近年、TikTokやYouTubeショートなど、ショート動画SNSで支持を得たアーティストが紅白に登場するケースが増えている。
今年も初出場組の中には、ショート動画をきっかけのひとつとして支持を拡大したアーティスト、グループが見られる。
たとえばCANDY TUNEやFRUITS ZIPPER、M!LKなど、公演で着実に人気を集めながら、SNSでの拡散力によって大きく躍進したアーティストが名を連ねたのは象徴的。
同じく初登場のアイナ・ジ・エンド(※)は、以前からグループ「BiSH」の活動で知られていたが、特に2025年に入ってから、ショート動画SNSで楽曲『革命道中』がいっそうの大きな人気を集めた。音源を使った投稿が数多くされたことで、認知度も一段と広がり、若年層を超えて幅広い層に知られる存在となった。
また本人たちが日頃からSNSを通じてファンに向けて精力的に発信し、ライブやメディア出演などの活動も積み重ねてきたことも、人気の拡大を後押ししているだろう。
※以前の所属グループ・BiSHでは出場経験あり
多くの家庭にとって毎年の“恒例行事”のひとつである紅白歌合戦。今年も、どのパフォーマンスが話題になるのか楽しみだ。









