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CANDY TUNEやFRUITS ZIPPERらが初登場

『紅白』に定着する“SNS発人気” 2020年代アーティスト選出の潮流

2025年11月14日 15時30分更新

文● 貝塚/ASCII

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 NHKが『76回NHK紅白歌合戦』の出場歌手を発表。

 “SNSでの人気が紅白につながる”傾向は今年も鮮明で、年末の音楽番組における選考基準に対する、SNSの影響がうかがえる。

SNS発人気、選出基準に定着

 近年、TikTokやYouTubeショートなど、ショート動画SNSで支持を得たアーティストが紅白に登場するケースが増えている。

 今年も初出場組の中には、ショート動画をきっかけのひとつとして支持を拡大したアーティスト、グループが見られる。

 たとえばCANDY TUNEやFRUITS ZIPPER、M!LKなど、公演で着実に人気を集めながら、SNSでの拡散力によって大きく躍進したアーティストが名を連ねたのは象徴的。

 同じく初登場のアイナ・ジ・エンド(※)は、以前からグループ「BiSH」の活動で知られていたが、特に2025年に入ってから、ショート動画SNSで楽曲『革命道中』がいっそうの大きな人気を集めた。音源を使った投稿が数多くされたことで、認知度も一段と広がり、若年層を超えて幅広い層に知られる存在となった。

 また本人たちが日頃からSNSを通じてファンに向けて精力的に発信し、ライブやメディア出演などの活動も積み重ねてきたことも、人気の拡大を後押ししているだろう。

※以前の所属グループ・BiSHでは出場経験あり

 多くの家庭にとって毎年の“恒例行事”のひとつである紅白歌合戦。今年も、どのパフォーマンスが話題になるのか楽しみだ。

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