楽天グループは11月11日、日本HPと協業し、HP製PCに楽天のエージェント型AIツール「Rakuten AI」を標準搭載すると発表した。2026年春から夏にかけて順次導入する。日本国内で販売される個人・法人向けHPデバイスのうち、ほぼすべてのPCにプリインストールされる予定だ。
「Rakuten AI」は、楽天独自の日本語特化型大規模言語モデルを採用し、クラウドだけでなくデバイス上でも動作する“オンデバイスAI”も展開する。ユーザーはオフライン環境でも要約、文章作成、翻訳、意思決定支援などの機能を利用できるようになる。
さらに、楽天が展開する70以上のサービスと連携し、買い物や旅行予約、家計管理などの作業をAIが自動的に補助する仕組みも備える。HP側は、クラウドAIとエッジAIを組み合わせた「ハイブリッドAI」というビジョンの実現を通じ、ユーザーに新たな価値を提供することを目指す。







