テーブルに固定できるクリップ型のUSB ACアダプターを愛用
USB Type-C&65W対応タイプが登場したので早速衝動買い
ガジェット周りの電源整理と管理は、どれだけ工夫してもすぐにカオス化する。この分野が昔から好きな筆者は、現在も2種類のクリップ式電源タップを、自室とリビングの食卓で使い分けている。USBポートが豊富にある自室はACコンセント専用タイプ、逆に食卓はACコンセントにUSB Type-A×2を統合したハイブリッドタイプだ。
どちらも共通して気に入っているのは、「机や棚をがっちり咥える」クリップ構造である点。多少USBケーブルを引っ張ってもまったく動じないスリップレスな安定感は、日常の使い勝手を大きく変える。そして今回、3台目となるUSB Type-C専用モデルが登場した。筆者は迷うことなく即ポチ。進化の方向性を見極めるべく、さっそく実戦投入した。
最初の1台を手に入れたのは数年前のこと。食卓でホットプレートを使ったり、ときにはUSB ACアダプターを挿してスマホを充電したりするためだった。やがてUSBポートを備えた第2世代が登場。しかし、Type-A×2という構成で、時代がType-Cに完全移行しつつある現在ではどうしても古さが目立ってきた。
そのため、スマホやタブレットを充電する際には別のUSB PD対応ACアダプターを併用する、二段構えの運用が続いていた。
そこで今回衝動買いしたのが、「エレコム 充電器 クリップ型 USB PD 65W Type-C 3ポート ブラックモデル(EC-AC11767BK)」だ。このモデルは、思い切ってACコンセントを廃し、USB Type-C×3という潔い構成を採用した。ACをなくしたことで本体サイズはよりコンパクトになり、デスク上でも存在感を抑えられる。また黒というカラーもマニアック感を加速する。
一方で、ACポートが1口もない点については好みが分かれるかもしれない。しかし、この分野で“中途半端”は禁物だ。Type-C専用に特化した潔さこそ、本機の魅力であると考えている。(別モデルでType-A+Type-C×2の「MPA-AC11867BK」もある)。主な仕様は以下のとおりだ。
・搭載ポート:USB Type-C×3(C1/C2/C3)
・出力:C1/C2=最大67W、C3=最大45W
・合計最大出力:65W(PD対応)
・入力電圧:AC100V 50/60Hz
・ケーブル長:約1.5m
・重量:約290g
・PSE適合
USBケーブルの挿入口はシリーズ共通の「上挿し構造」。食卓や机の天板にクリップして使うとケーブルが上に大きく立ち上がるため、やや取り回しが悪い印象を受ける。
ただし、タップの角度を垂直方向に変更するか、L型プラグUSBケーブルを利用すれば、ケーブルの立ち上がりを90度変えることも可能で、状況に応じた柔軟な設置ができる。この設計の自由度は、ほかの汎用電源タップにはない強みだ。

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