ゲーム開発大手のサイゲームスが11月6日、東京藝術大学とゲーム制作とAI技術の共同研究を開始すると発表した。仮想空間の映像表現と、AIによるNPC(ノンプレイヤーキャラクター)の制御という2つの要素に焦点を当てたもの。
具体的には、サイゲームスは東京藝大の学生に対してゲーム制作や発信に関する技術的支援をする。一方、東京藝大は映像表現やAI研究の専門知識を提供する。両者はLLMを活用し、NPCの行動をリアルタイムで制御する「ライブ・プログラミング環境」の共同開発を進めるという。
東京藝大は2026年4月に「ゲーム・インタラクティブアート専攻」を開設予定。桐山孝司大学院映像研究科長は「芸術においてもAIは不可欠な存在になっています」と述べ、サイゲームスとの共同研究に期待をかける。
一方、Cygames Researchの倉林修一所長は「クリエイターが自由に発想し、プレイヤー体験をより豊かにするためのAIツール群の研究開発を推進します」と語り、新たなゲーム体験開発への意欲を見せた。







