西日本旅客鉄道(JR西日本)は11月5日、東急電鉄で10月に発生した列車衝突事故を受け開始した信号システムの緊急点検について、途中経過を公表。管内の5施設で信号システムの条件設定に不備があったことを明らかにした。
該当する施設は以下のとおり。
●不備が見付かった施設(11月4日現在)
・東海道本線:高槻駅/芦屋駅
・山陽本線:土山駅
・大阪環状線:天王寺駅
・北陸新幹線:白山総合車両所構内
このうち在来線の4駅については、仕様書の記載内容に問題があり、設定の不備に繋がったことが判明。詳細は不明だが、同社の前身の旧国鉄時代には、すで不備の状態にあったという。
一方、JR西日本発足後に完成した白山総合車両所については、11月4日時点で原因を調査中だ。
同社は残る点検対象施設(約500駅)についても、11月中に点検を実施する予定。発見された不備箇所については、指令所での看視体制をただちに強化するほか、今後、現地設備の改良も進める方針だ。













