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働く!おすすめ周辺機器レビュー 第40回

レビュアー・ミオニ氏が開発協力した「UP-MKGA75MTL-RT」を使ってみた!

ラピトリ&SOCD採用75%ゲーミンングキーボードが普段使いデザインで購買欲MAX

2025年11月11日 11時00分更新

文● 二瓶朗 編集●村山剛史/ASCII

提供: 株式会社プリンストン

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しっとり上質な外観にゲーミング補助機能を満載

 最大の特徴は、キーボードなどデスク周りのガジェットをYouTubeなどで紹介するレビュアー・ミオニが開発協力した磁気スイッチ「VARO Very Peri Magnetic Switch」を採用していることだろう。

人気レビュアー・ミオニ氏の協力を得て開発された磁気スイッチ「VARO Very Peri Magnetic Switch」を採用

 磁気スイッチとは、静電容量方式と同じく接点を持たない仕組みのキースイッチで、スイッチに内蔵された磁石を基板に近づけると、基板上の磁力が変化する。この数値を検出することで入力が行なわれる方式だ。磁力の変化によって「磁石と基板の間の距離」がわかるため、「どれだけキーを押し込んだか?」をアナログに検出できる。

 また、磁気スイッチを採用したことによって「UPトリガー対応(高精度追従式可変AP機能)」を実現。これはいわゆる「ラピッドトリガー」と呼ばれるもので、キーを押した瞬間に入力が始まり、キーを離した瞬間に入力が終わることが特徴。

ミオニ氏が開発協力したオリジナルのカスタムキースイッチ

 押し込みの深さやキーの戻り具合などを考慮する必要がないため、ゲーム操作において、キースイッチ由来による遅延が劇的に減少することとなる。この磁気スイッチの打鍵感は、ミオニ氏によって調整されており、公式曰く「しっとりとした打鍵感と奥行きのある音」になっているとのこと。

 「UP-MKGA75MTL-RT」のもう1つの特徴が「SOCD機能」の搭載。これは、「キーが同時入力された際にどのような処理を実行するか?」を制御できるというもので、ゲームにおいてはプレイヤー個々人の感覚に近い動きを可能にする。

 プレイヤーの腕によっては、この機能の有無によって勝敗に決定的な差を生んでしまうこともあるため、SOCD機能の使用を禁止するゲームタイトルも存在するほどだ。

本体側面には「ULTRA PLUS」のロゴが配置されている

 なお、ポーリングレートは8000Hz。一般的に1000Hzを超えればゲーミング仕様と呼ばれるので、「UP-MKGA75MTL-RT」は遅延が起こりにくい製品と言えるだろう。もちろん「Nキーロールオーバー」にも対応する。

 上記のような高性能キースイッチを備える「UP-MKGA75MTL-RT」だが、さらにホットスワップにも対応しており、キースイッチを取り換えることも可能だ。ただし、スイッチ交換後は全体キャリブレーションが必要。

 キーキャップはPBT昇華印刷で文字が薄れにくい。またキートップの規格はCherryプロファイルで、同規格のキーキャップとの互換性がある。

キーキャップのアップ。ホワイトモデルのキートップ文字の印字濃度はかなり控えめ

 そしてゲーミングキーボードの定番機能として、カラフルに点灯/明滅するバックライトも搭載。点灯パターンは14種、それぞれ発光色のカスタマイズが可能。

 バックライトのRGB発光設定はファンクションキーの操作によっても変更できるが、その設定変更に加え、キーのリマップなどもWebブラウザからアクセスするオリジナルの「Webプログラム」から変更できる。Webプログラムから変更した各種設定は「プロファイル」として最大5つまで記憶可能だ。

 「UP-MKGA75MTL-RT」の対応OSはWindows 10/11。パソコンとの接続はUSB Type-Cの有線接続のみであるものの、ゲーミング用途としては一般的な仕様と言えるだろう。

背面のUSB Type-Cポートは1ポートのみ、配置はちょうど[Esc]キーの下あたり

 同梱品は、USB Type-Cケーブル(1.8m)、キートップとキーキャップを外すための治具、交換用キートップ(ESCキーとスペースキー)、予備スイッチ1個、製品保証書付のユーザーガイド。保証期間は1年だ。

同梱されている「[Esc]キーキャップ」「[Space]キーキャップ」「USB Type-C to Aケーブル」「キースイッチ」「キーキャップ/スイッチプーラー」

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