AIサービスも「Storyboard」機能を発表
10月23日、AIサービスHiggsfiled AIは「Higgsfield Popcorn」という新機能を発表しました。これは静止画で参照画像とプロンプトで簡単なストーリーを指定すると、それに合わせて画像を生成してくれるというものです。仕組み的には、AI Storyboard Generatorとほぼ同じではないかと推測しています。入力されたプロンプトと指定枚数に応じて、LLMが全体のストーリーを考え、画像を生成する仕組みになっていると思われます。
何の画像AIが使われているかは明らかにされていませんが、筆者の印象では、生成結果はNano BananaでもSeedream 4.0でもないようで、若干最新版より劣る印象もあります。ただ、一貫性の精度は高く、気軽に作成できるという意味では使いやすいものです。現在は1日40枚までは無料ユーザーでも生成できるため、コストが低めに生成できる環境を構築しているのでしょう。有料のAI動画を利用するように誘導する役割を持つものでしょう。
“ストーリー生成”可能性を探ってみては
Sora 2が登場して約1ヵ月。最大の強みであるストーリー生成の秘密は段々と理解されつつあり、他社もサービスに組み込みつつある段階に入ってきています。このような機能は、筆者のような非プログラマーでさえ思いつき、作れてしまうものなので、今後、基本機能は多くの画像・動画AIサービスで標準になっていくと考えられます。
もちろん、技術的な壁として「音」がありますが、この分野も、急激にキャッチアップが進んでくるのではと予想します。
画像も動画も、単に指定されたものを作るだけではなく、入力情報からマルチモーダル化するAIを使い、全体のストーリーを考えて、それを出力していくのが当たり前になろうとしています。近く、個人が作るAI動画でも見ごたえのあるドラマが一般化するのは、ほぼ間違いないでしょう。ぜひ、筆者のツールも試して、その可能性を探ってみてください。

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