リファレンス機能のある動画AIでキャラを固定
動画にリファレンス機能を組み込んで効果を上げている動画AIに、「Vidu」があります。9月にリリースされた「Vidu Q2」でリファレンス機能を使えるようになり、キャラクターの一貫性が向上しています。リファレンスをさせたうえで、各シーンのプロンプトを入力していけば、キャラクターの一貫したシーンを作っていくことができます。音楽や効果音も入れてくれます。
ただ、人物の一貫性は高いのですが、まだまだ完璧ではない印象です。焼き鳥店主の動きがおかしかったり、屋台の配置がおかしかったりと、何度か生成したりして、調整する必要がありそうな部分も感じ取れました。
△Viduのリファレンスを使った生成結果
最後に、比較のために、Sora 2の10秒の動画を2種類示します。Sora 2の限界は、カメオ機能を使って本人が撮影して公開した人物を使わない限り、実写のi2vは生成を拒否されるところにあります。そのため、明日来子さんの画像では生成できません。
そのため、明日来子さんの画像をイラスト風にNano Bananaにしてもらい、それを使って日本のアニメ風と指示して、プロンプトの全文を入力しました。結果は、やはり精度が高いものでした。ただし、2回目では“屋台の主人が注文をする”というミスが起きています。しっかりとプロンプトを練り込む必要がありますが、現状はSora 2は修正がしにくいため、扱いの難しさはあります。
それでも、Sora 2の現時点での最大の強みは、カットだけでなく、映像に合わせた音付けにあると言えるでしょう。
△Sora 2で作成した結果

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