MSI「GAMING PLUSシリーズ」を一挙紹介

ゲーミングPCを自作するならマザーボードは安くて高性能なほうがいい。コスパ最強ゲーミングマザーボード9選

文●石川ひさよし 編集●三宅/ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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PCIe Gen5や高速LAN、現代基準のゲーミングスペックを満たしつつもコスパよく

 先の2モデルはビデオカードの制限が引っかかった方もいるだろう。もちろん現行規格をカバーしつつ価格を抑えた「GAMING PLUSシリーズ」モデルもある。4モデルほど紹介しよう。

【Intel B860採用モデル】B860 GAMING PLUS WIFI

当然Gen5。5GbE、Wi-Fi 7にThunderbolt 4までついてこの価格

B860 GAMING PLUS WIFI
CPUソケット Intel LGA1851
メモリ DDR5×4
拡張スロット 4基、Gen5あり
M.2スロット 3基、Gen5あり
LAN 5GbE&Wi-Fi 7
USBインターフェース Thunderbolt 4搭載
実売価格 2万3000円前後

【Intel B860採用モデル】B860M GAMING PLUS WIFI

機能そのままさらにお安く! microATXモデル

B860M GAMING PLUS WIFI
CPUソケット Intel LGA1851
メモリ DDR5×4
拡張スロット 4基、Gen5あり
M.2スロット 3基、Gen5あり
LAN 5GbE&Wi-Fi 7
USBインターフェース Thunderbolt 4搭載
実売価格 2万1000円前後

【AMD B850採用モデル】B850 GAMING PLUS WIFI

AM5ベース、制約なしでPCIe Gen5ゲーミングPCを組むならコレ!

B850 GAMING PLUS WIFI
CPUソケット AMD AM5
メモリ DDR5×4
拡張スロット 4基、Gen5あり
M.2スロット 3基、Gen5あり
LAN 5GbE&Wi-Fi 7
USBインターフェース USB 10Gbps搭載
実売価格 2万8000円前後

【AMD B850採用モデル】B850M GAMING PLUS WIFI

全面シルバー! ホワイトPCをお手頃価格で実現しよう

B850M GAMING PLUS WIFI
CPUソケット AMD AM5
メモリ DDR5×4
拡張スロット 3基、Gen5あり
M.2スロット 2基、Gen5あり
LAN 5GbE&Wi-Fi 7
USBインターフェース USB 10Gbps搭載
実売価格 2万9000円前後

 これらはIntel、AMD両メーカーのメインストリーム向けチップセットを採用している(ここまで紹介した3モデルも同様にメインストリームチップセット)。ゲーミングマザーボードで採用されるチップセットは、Intelなら上位チップセットがIntel Z890、メインストリームチップセットがIntel B860、AMDなら上位チップセットがAMD X870、メインストリームチップセットがAMD B850となる。メインストリームというだけあって、通常はこのスペックで大半のユーザーのニーズはカバーできる。

 これらモデルはビデオカード用PCI Expressが5.0に対応している。まあ、こちらが現在主流のスペックだ。現行最新ビデオカードを組み合わせた時、PCI Expressの帯域に由来する制約はない。

 ネットワークは5GbE&Wi-Fi 7。有線LANについては2.5GbEが普及しはじめの傾向にある中、さらに一歩先だ。2.5GbEを選ぶメーカーも多いが、MSIは5GbEをメインストリーム向けゲーミングマザーボードでも積極的に採用している。Wi-Fi 7はスマートフォン等でも採用モデルが増えてきているので買い換えたという方も多いだろう。ダウンロード販売、オンラインゲームが主流の現在、ネットワーク速度はこだわりたい。

 拡張スロットとM.2スロットの本数も多い傾向にある。先の2モデルは最小限だったが、こちらの4モデルは余裕を加えた格好だ。装着するしないは別として、この余裕に安心を感じる方は多いと思う。

 そしてIntel B860モデルはUSBにも特徴がある。互換性があるのでここではUSBとしているが「Thunderbolt 4」のことだ。Thunderbolt 4の転送速度は40Gbpsと高速。ゲーミングでもたとえばダウンロードゲームが一杯になった時に外付けのThunderbolt 4対応SSDに退避させる……といった活用が考えられる。

 このように、ここで紹介した4モデルは現在のメインストリーム向けチップセット採用ゲーミングマザーボードにおいて、主流と言えるスペックを満たしている。その上で「GAMING PLUSシリーズ」の魅力であるコスパだ。どこでコストを抑えているのかというのは、ヒートシンクの数・面積やLED装飾がないといったあたりが分かりやすい。高価なモデルと比べれば基板が露出する面積が大きい。気になるならビデオカードの縦置き配置ができるケースはどうだろうか。マザーボードの下半分をビデオカードで隠してしまうわけだ。

 また、見えないところで言えばVRM(電源回路)も違う。比較的安い部品を中心にコストを抑えた回路で実現している。もちろん高級部品を用いた高価なモデルにはより大きなマージンがある。しかし「GAMING PLUSシリーズ」も十分なマージンをもって設計されている。高負荷が長時間かかるゲーミング用途の設計を満たす(十分なフェーズ数)といったところはしっかりしているので安心してほしい。

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