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10月21日新発売

「特茶」から“水”が登場! その名も「特水(とくすい)」。機能性の水ってどうなの?

2025年10月15日 17時00分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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特水って?

 サントリー食品インターナショナルは、「特茶」ブランドから初となる水カテゴリーの商品「特水(とくすい)」を10月21日に発売します。

 「特水」は、米ぬか発酵物由来のポリフェノール「HMPA」を配合した機能性表示食品です。「HMPA」には、“BMIが高めの方の内臓脂肪を減らすのを助ける機能“が報告されています。内容量は1本600mlで、価格は162円です。

「特茶」ブランドから初めての“水”

 サントリーの「特茶」は特定保健用食品(トクホ)の飲料ブランドとして、2013年から無糖茶を中心に展開してきました。今回登場するのは、この特茶シリーズの水です。

 事前に開かれた発表会では、サントリー食品インターナショナルのブランドマーケティング本部 野口裕貴課長が開発背景について語りました。

サントリー食品インターナショナル ブランドマーケティング本部 野口裕貴課長

 昨今、健康意識の高まりを背景に、トクホや機能性表示食品の市場は伸長を続けています。また、ミネラルウォーター市場も同様に拡大傾向にあり、「シリカ水」や「水素水」など効能感がある水へのニーズがうかがえるようになりました。しかし、トクホや機能性表示食品としての水はほとんど存在せず、具体的に機能を訴求した商品は極めて少ないのが現状。そこで、消費者の健康課題に“水”でアプローチできないかと考えたのが「特水」開発のきっかけだそうです。

“BMIが高めの方の内臓脂肪を減らすのを助ける機能“が報告された機能性関与成分入りの機能性表示食品

 開発にあたっては、「水は自然でピュアなもの」という消費者意識が障壁に。長年「サントリー天然水」を展開してきた同社だからこそ、そのハードルを深く理解していたといいます。その上で、「水は無味無臭である」というイメージから脱却しないよう、数ある機能性関与成分の中から、味や香りにほとんど影響を与えない「HMPA」を採用。飲用時の自然な感覚を守る工夫がなされています。

 さらに、単に「機能性のある水」としてではなく、「特茶の水」としてブランド展開することで、受け手の理解の順序を変え、スムーズに受け入れやすく設計。これにより、水本来の「無味無臭でピュア」という価値と、機能性の付加価値を両立させたとしています。

1日摂取目安は1本600ml(1日中どのタイミングで飲んでもオーケー)

「HMPA」、正式名称「3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸」を添加

ちょっとクセがあるけど基本的に無味無臭

 実際に飲んでみました!

これが「特水」。見た目は本当普通です

 見た目はごく普通の水で、にごりもなく澄んでいます。口に含むと基本的には無味無臭ですが、注意して味わうと独特の香りをわずかに感じ、後味にやや“かたさ”のような印象が残ります。完全に一般的な水と同じではなく、例えばミネラル感が強めの水に近い感覚です。人によっては少しクセと感じるかもしれませんが、意識しなければ気にならない程度だと思います。

 少しネガティブに聞こえるかもしれませんが、あくまで「水として」の範囲内での話です。味わい自体はフラットで、お茶に比べるとゴクゴクと飲みやすいのが大きな特徴。「特茶」が苦みや風味をしっかり感じるのに対し、「特水」はより軽やかで飲みやすい仕上がりだと感じました。

お茶と違って渋みがないので寝る前にも飲みやすい

 例えば、就寝前やスポーツ中など、日常のさまざまなシーンで取り入れやすいと思います。価格も600mlで162円と、「特茶」(500ml・194円)より手に取りやすく、これまで「特茶」を習慣化しにくかった方にとっては、新しい入口になるかもしれません。

 ちなみに、「お酒を特水で割ったら……」とちょっと気になりましたが、そのような用途での検証は行なっていないため答えられない、との説明がありましたよ。

※記事中の価格は税込み

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