「arkhive Gaming Alternate」
静かすぎて2度確認したほど!「be quiet!」採用、高性能ゲーミングPCの実力検証
2025年10月31日 11時00分更新
マジで静かすぎて「動いているの?」と耳を近づけて確認してしまうレベル
お借りした製品は、グラボが「PRIME-RTX5070TI-O16G」のモデルで、やや発熱が心配だったが、そんな考えは無駄だった。
まずは、どの程度の性能を発揮するのか、各種ベンチマークテストを行なった。CPUの性能を測る「Cinebench 2024」を実行。結果は、マルチコアが1940pts、シングルコアが138ptsと、20スレッドとしてはハイスコアを記録している。
続いて、3DCG性能を見る「3DMark」から、DirectX 11の性能を測る「Fire Strike Ultra」「Fire Strike Extreme」。DirectX 12の性能を測る「Time Spy」「Time Spy Extreme」「Steel Nomad」、レイトレーシングの性能を測る「Solar Bay Extreme」「Port Royal」「Speed Way」を計測した。
結果は、一番重い4K解像度でのDirectX 12性能を測る「Steel Nomad」で6862と上々で、レイトレーシングではもっとも重い「Speed Way」でも7662を測る記録。ハイエンドな3DCG性能を発揮している。
ほかにも、ゲーム系のベンチマークテストをいくつか実行してみた。まずは、定番の「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク Ver. 1.1」から。グラフィックの設定を「最高品質」にし、フルHDと4K解像度で実行している。
結果は、フルHDで24488(平均フレームレート:約185.1fps/非常に快適)、4Kで13305(平均フレームレート:約93.7fps/とても快適)となった。4Kでも最低フレームレートが60fpsなので、最高品質でも十分楽しめるはずだ。
続いて、「ストリートファイター6 ベンチマーク」を実行。グラフィックスの設定は「HIGH」で、フルHD(1920×1080ドット)、2560×1440ドット、4K(3840×2160ドット)の解像度で計測した。
結果は、どの解像度でもスコア100を達成。ほぼ60fpsで動作するので、問題なく快適にプレイできる。
最後は、「サイバーパンク2077」でレイトレーシングでのベンチマークテストを実施。グラフィックスの設定を「レイトレーシング:ウルトラ」「レイトレーシング:中」「レイトレーシング:低」にし、それぞれフルHD(1920×1080ドット)、2560×1440ドット、4K(3840×2160ドット)の解像度で計測した。
結果は、フルHDならウルトラ設定でも116.67fpsを記録。4K解像度でも低なら97.56fpsを記録しているので、十分楽しめるはずだ。
以上の結果から、重いゲームでも十分余裕を持ってプレイできるハイパフォーマンスなパソコンだということがわかる。その上、驚きなのは負荷がかかってもそれほどファン音が大きくならないことだ。「Cinebench 2024」と「3DMark」の「Steel Nomad」を実行したときの、CPUとGPUの温度、ファンの回転数の変化をグラフにした。計測は、「HWiNFO 64」を使用している。
「HWiNFO 64」による、CPUやグラボ、ファンの回転数を抽出しグラフ化。緑色に塗りつぶされているのがCPUの温度、水色に塗りつぶされているのがGPUの温度。CPUの負荷が最大のときに、CPUファンの回転数は2000rpm前後で、負荷がなくなると、一気に温度が下がるので、十分冷却が機能している
結果はご覧の通り、「Cinebench 2024」実行時のCPU負荷が高いときに、CPUファンが2000rpm前後になるが、CPUの温度は90度前後で推移。シャーシのファンが1200rpm前後で、ファン音は感じるが、うるさいとは全く感じない。一方GPUに負荷がかかったときは、GPUファンが1800rpmほどまで上昇するものの、シャーシファンは500rpm前後で推移。GPUの温度は最高でも70℃程度に収まっている。こうなると、ファン音はほとんど聞こえず、かなりの静音設計だ。

















