“氷を作る”という行為の再発見
価格は2750円と、プラスチック製製氷皿の10倍近い。しかし、この価格差は「体験料」と考えれば納得できる。冷凍庫の片隅で縦置きできるコンパクトさ、密閉による衛生性、そして何より取り出す瞬間の達成感が、単なる家事をちょっとしたエンターテインメントに変えてくれる。
「氷ができたら終わり」ではなく、「氷を作る過程そのものを楽しむ」……そんな生活スタイルを提案するアイスブレーカー。自動製氷が当たり前の時代だからこそ、あえて手動で氷を作る。その“逆行”こそ、北欧デザインらしい知的ユーモアとその実体験なのだろう。
最後になるが、ネット上では「左右の白いハンドルを引き開ける際に取れてしまった」という報告もいくつか見受けられる。しかし筆者宅で試した範囲では、氷の取り出しプロセス「1」の「冷凍庫から取り出し、室温で1〜2分放置」という手順を省略しても、ハンドルが外れるようなことはなかった。おそらくは、製造ロットの違いか、あるいはハンドル部分の材質や結合部に改良が加えられたのかもしれない。
筆者宅の冷凍庫にも、いつの間にかこの青い“砕氷船”が定位置を確保していた。しばらく使ってみて調子が良ければ、あと2つアイスブレーカーを買い増しして横一列に3個のアイスブレーカーを並べようかとも思っている。

今回の衝動買い
・アイスブレーカー
・購入元 Amazon.co.jp
・価格 2750円
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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