アイドルの寺坂ユミさんがロータリーエンジンのローターを持つ写真が見られるのはASCII.jpだけ！
マツダの祭典「マツダファンフェスタ2025」が、10月4～5日の2日間、富士スピードウェイで行なわれました。クルマを見て、触れて、楽しめるイベントの様子と、併催レース「メディア対抗ロードスター耐久レース」の様子を、ASCII自動車部 部長のゆみちぃこと、アイドルグループ「純情のアフィリア」の寺坂ユミさんとともにお届けします。
マツダ車乗りでなくても1日中楽しめる
マツダファンフェスタは、マツダ車オーナーはもちろんのこと、そうでない方も楽しめるイベント。例年、本社広島に近い岡山国際サーキットと仙台のスポーツランドSUGO、そして富士スピードウェイで開催していましたが、今回、岡山での開催はお休み。今年4月に行なわれたスポーツランドSUGOと、今回の富士スピードウェイでの開催となりました。それゆえか、投入された社員は300名以上！ そのスタッフの多さから、このイベントに賭ける意気込みが伝わります。
レジェンドドライバー、寺田陽次郎さんの挨拶でイベントの幕が上がりました
シルバーのRX-7(FD3S）。コレが後にとんでもないクルマであることが判明するのです
役員たちが自らステアリングを握って走らせたロードスター
イベントはRX-7（FD3S）を先頭に、マツダの役員たちが運転するロードスターがホームストレートに登場。そして、ミスター・ル・マンことプロドライバーの寺田陽次郎さんの挨拶でスタートしました。
25年間乗り続けられたRX-7（FD3S）
西本さんのお話が記された説明ボード
マツダから西本さんに送られたメッセージとイラスト、ナンバープレートのボード
このFD3S、ちょっと感動のお話があるクルマ。全国区のニュースにもなったのでご存じの方もいるかもしれません。
今から25年前、長崎県在住の女性、西本さんが漫画に影響されて購入。以来、買い物からツーリングまで大事に乗っていたのです。2024年12月、80歳の誕生日に免許を返納する際に、譲渡先を探していたところ、マツダからぜひとも譲ってほしいとの連絡が入ります。そして、愛車をマツダに譲渡したのです。マツダはそのお礼として、ナンバープレートと愛車が描かれたポストカード、そしてメッセージとオリジナルの鍵を額装してプレゼントしました。
このFD3Sは、今後広報車として大事に扱われるとのこと。ASCII.jpでも、時期が来ましたらレポートする予定です。
ピットビル3階には、自動車にまつわるさまざまな体験スペースが用意されていました
オープニングイベントが終わり、ピットビル3階へ向かったゆみちぃ部長。ここではマツダの社員による自動車にまつわるさまざまな体験ができます。
砂を撒いた金属板の上でモーターを置いてみると……
不思議な模様ができます
不思議な模様と記念撮影、なのですが、ちょっと見えづらいかも
まずは自動車の振動を解析するチームの展示。砂を撒いた金属板の上にモーターの中心軸を置いて振動を伝えると、不思議な模様が浮かび上がってきます。「砂が溜まっている部分は、振動していないんですよ。これはモーターの回転数（＝周波数）によって、模様は変わります」と説明員。ちなみに、現在はコンピューターなどを使って、振動の解析をしているそうです。
クレイモデルと着色例
クレイモデルを削るゆみちぃ部長
続いてクルマのデザインのコーナーへ。CADが全盛の世ですが、マツダは今でもクレイモデルを作って確認するそうです。ということでクレイモデル作り体験をしてみましょう。温めて柔らかくなった粘土を、貼っては削ってを繰り返すのだとか。「思ったより削りにくいんですね」とゆみちぃ部長。デザイナーによると、マツダは他社より硬い粘土を使っているそうです。
マツダ787Bのレーシングシミュレーター
レーシングシミュレーターに挑戦
グランツーリスモを使ったシミュレーター体験コーナーも
ピットビル3階とメインスタンド裏には、シミュレーターのブースが設けられ、多くの人が楽しんでいました。
ロータリーエンジンの部品を持つゆみちぃ部長
ロータリーエンジンの組み立て工程が見学できる
ロータリーエンジンの仕組みを実際に体験できる
マツダといえばロータリーエンジン。マツダファンフェスタではエンジニアたちが組み立て工程や仕組みについて丁寧に教えてくれます。ゆみちぃ部長は、実際にクランクシャフトを回しながら、ローターの動きを不思議そうに観察していました。
モーターの仕組みを学ぶコーナー
自分でコイルを巻いてモーターを作ってみた
近年、マツダは電動化に取り組んでいます。会場ではPHEVの開発チームがモーターの仕組みについて、実際にコイルを巻いての実習をしていました。ちょっと時期が早ければ、小学生の自由研究にピッタリな内容でした。
