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実はニトリが7連覇、就職に関わる“アレ”が人気の企業ランキングベスト50

2025年10月10日 07時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

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 ポートのグループ会社であるみん就は、「2027年卒 みんなのインターン人気企業ランキング」を10月3日に公開している。

 「みん就」に登録している2027年卒業予定の大学生・大学院生計1692人を対象にアンケート調査を実施し、インターンにおける人気企業をランキングにしたもの。

 調査では、学生が参加したいインターン企業を348社の中から5~7社選び、志望理由となる7項目のうち3つを回答。その結果をポイント化して集計し、総合ランキングや業界別・志望理由別ランキングを算出している。

 今回のランキングで総合1位を獲得したのはニトリで、7年連続で首位を維持した。ニトリは「プログラムが面白い」「成長できる」といった観点で特に高評価を得ており、参加学生からは「理念理解が深まった」「業務体験を通じて仕事理解が高まった」といった声も多く寄せられている。

 また、ニトリのインターンには毎年3万人以上が参加しており、独自のプログラム構成や口コミによる広がりが好循環を生んでいる点も目立っている。

 注目すべき点として、航空業界の復調も挙げられる。今回のランキングでは全日本空輸(ANA)が総合2位、日本航空(JAL)が総合3位にランクインし、国内大手2社が揃ってトップ5入りを果たした。

 これは、航空業界がかつてランキング上位に位置した時期以来のことであり、新型コロナ禍での低迷以降、学生の志望先として再び注目を集めつつある傾向を示している。

 学生たちからは「憧れ業界で働く具体的なイメージが得られた」「世界を舞台にする仕事に魅力を感じた」といったコメントも報告されている。

 コンサルティング業界も依然として高い支持を得ており、ノミネート15社中13社が前年より順位を上げた。特にこの業界を志望する学生の中では、「インターンが採用に直結しているかどうか」が他業界に比べて重視されており、インターンを単なる体験ではなく選考の一部と捉える傾向が強いことが明らかになっている。

 また、コンサルティング企業のインターン体験記には、採用との関連性に言及するものも多いという。

 今回の発表は、学生側のインターン企業選びの志向変化や業界別人気の動向を浮き彫りにするもので、就活市場や企業の採用戦略に示唆を与える結果といえる。

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