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印刷頻度で選べる! キヤノン「PIXUS」新モデルは仕事・写真・学習すべてのニーズに応える

2025年10月08日 17時05分更新

文● サクラダ 編集●飯島恵里子/ASCII

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 キヤノンは10月8日、家庭用インクジェットプリンター「PIXUS(ピクサス)」シリーズの新製品として、さまざまな印刷ニーズや印刷コストなどのバランスで選べる独立インクタンクモデルの「XK510」直販価格5万9400円、「XK140」直販価格4万1250円、「TS8930」直販価格3万7950円、「TS7630」直販価格2万3650円の4モデルを10月23日に発売すると発表した。

 仕事から学習、趣味に至るまで幅広い用途に対応するため、印刷用途やコストに応じて選択できるラインアップを用意。文書印刷に適した顔料インクと写真印刷に適した染料インクを両方搭載したハイブリッドインクシステムを採用し、文書も写真も美しく印刷できるのが特徴だ。また、使いたい機能に素早くアクセスできる「Switch UI」を全4モデルに搭載し、操作性を向上させている。

高画質と低コストを両立した「XK」シリーズ

 なかでも「XK510」「XK140」の2モデルは、高品位なデザインと低ランニングコストを両立させた。筐体はコンパクトさを維持しつつ、「XK510」にはシックなダークシルバーメタリック塗装、「XK140」には柔らかなパールホワイト塗装を新たに採用し、インテリアに調和するデザインとなっている。

上位モデルの「XK510」

独立インクタンクモデル。写真に適した染料インク5色と黒文字に適した顔料インク

背面はすっきり

前方左下にSDメモリーカード用スロット

 高画質写真印刷を求めるユーザー向けの「XK510」は、6色のハイブリッドインク(染料5色+顔料1色)により鮮やかな写真プリントを実現。L判フチなし印刷のコストは、インクと用紙の合計で約11.1円と低ランニングコストでの使用が可能だ。上位モデルにふさわしく、「Switch UI」にはリアルな写真アイコンを採用し、上質さを演出している。

 「XK140」は5色ハイブリッドインク(染料4色+顔料1色)でのプリントが可能で、A4カラー文書1ページあたりのコストを約4.1円に抑え、高品位な印刷と低ランニングコストを両立。両モデルとも、大量印刷に適した設計で、用紙を節約できる「自動両面プリント」や、BD/DVD/CDのレーベル印刷にも対応している。

コストを抑えつつ機能性を追求した「TS」シリーズ

 「TS8930」「TS7630」の2モデルは、導入コストを抑えながらも高画質と機能性を追求したモデルだ。「TS8930」は6色のハイブリッドインクを搭載し、高速かつ高画質な文書・写真印刷が可能だ。

 「TS7630」は、従来機種と比較して機能を向上させ、コストパフォーマンスに優れる。タッチパネル操作なしでスタートボタンを押すだけで迅速にコピーできる「1プッシュコピー」機能を新採用し、使い勝手を大幅に向上させた。「TS8930」「TS7630」の両モデルは、操作パネルのQRコードをスマートフォンでスキャンするだけで簡単に接続できる「QRコードダイレクト接続」に対応。また、Wi-Fi機能が5GHz帯にも対応し、家庭のWi-Fi環境に合わせて柔軟な接続が可能となり、家電製品との干渉を避け、より安定した使用環境を提供する。

プリンター連携サービス「MyPrint With」を提供開始

 新製品の発売に合わせ、キヤノンプリンター連携サービス「MyPrint With」(無償、登録制)の提供を開始する。「MyPrint With」に登録すると、ネットワーク不具合時のアラート通知や、チャットボットによるサポートを無償で受けられるほか、「Canon PRINT」アプリと連携したチャットボットで24時間いつでも問い合わせや検索が可能となる。

 最大のメリットは、純正インクカートリッジを継続使用することを条件に、メーカー無償保証が1年間延長(合計2年間)される点だ。2026年には機能やコンテンツの追加、AIによるチャット対応強化を予定しており、新しいプリント体験を提供するサービスを順次拡充していく方針だ。

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