トランセンド、最新CFexpress 4.0対応カード「CFexpress 830」を発表 ― 最大読込速度3,500MB/sを実現
Transcendおよびトランセンドジャパンは、10月中旬に最新の CFexpress 4.0 Type B対応メモリーカード「CFexpress 830」 を発売する。最大読込速度は 3,500MB/s に達し、価格はオープン価格となっている。
圧倒的な転送速度と安定性を両立
「CFexpress 830」は、CFexpress 4.0規格を採用し、PCIe Gen4 x2インターフェースを搭載。これにより、最大3,500MB/sの読出し速度と2,600MB/sの持続書込み速度を実現している。
プロフェッショナル向けの設計により、8K RAW動画の撮影や高速連写を要するスポーツ撮影、マルチカメラを用いたコマーシャル制作など、高負荷な撮影環境でも高いパフォーマンスを発揮するという。
CFexpress 4.0規格対応のプロ仕様設計
CFexpress 830は、最新技術を投入したプロフェッショナル向けモデルであり、優れたコントローラーと高品質NANDフラッシュを採用している。
さらに、PCIe Gen4 x2インターフェースとNVMe 2.0プロトコルの組み合わせにより、最大3,500MB/sの読出し速度と3,400MB/sの書込み速度を実現。これにより、撮影した瞬間を正確かつ高解像度で記録することが可能だという。
最大2TBの大容量と高耐久設計
「CFexpress 830」は、最大2TBの大容量モデルをラインナップし、長時間撮影や大規模なプロジェクトにも対応する。
また、カードは高低温・湿気・衝撃・磁気・静電気・X線といったさまざまな環境要因に強く、過酷な撮影現場でも安定して使用可能だ。
専用ソフトウェアによる管理・復旧機能
トランセンドが提供する専用ソフトウェア「SSD Scope」および「RecoveRx」を利用すれば、カードの状態モニタリングやデータ復旧を簡単に行えるという。
これにより、撮影データの安全性と信頼性をさらに高めることができる。
CFexpress 830の主な特徴
・CFexpress 4.0 Type B対応、PCIe Gen4 x2搭載
・最大読込速度3,500MB/s、書込み3,400MB/s
・最大2TB対応の大容量設計
・高耐久構造(温度・湿度・衝撃・磁気など)
・専用ソフトで状態確認・データ復旧が可能
・発売時期:2025年10月中旬
CFexpress 830は、スピード・耐久性・信頼性のすべてを兼ね備えた次世代のメモリーカードとして、映像クリエイターやプロフォトグラファーのニーズに応える製品といえるだろう。













