漫画家・イラストレーターの江口寿史氏が、Instagramに投稿された一般女性の写真を無断で参考にして、商業広告用のイラストを作成していたことがわかり、SNS上で批判されている。
発端は、9月26日に発表された東京・ルミネ荻窪「中央線文化祭」の告知ポスターだ。イラストに描かれた女性の横顔が、モデル兼文筆家の金井球氏の写真と極めて似ていたため、金井氏本人が主催側に問い合わせたところ、江口氏本人から連絡を受け、無断使用だったことが明らかになったという。
江口氏は10月3日、「インスタに流れてきた完璧に綺麗な横顔を元に描いた」とXに投稿。金井氏と直接連絡を取った上、使用料の支払いとクレジット表記で合意したと説明した。ルミネ側はこれを受けて、該当のポスタービジュアルを一時撤去し、謝罪を表明している。
その後も、江口氏の過去作品にも同様の「無断使用」疑惑が次々とSNSで指摘された。これを受けて、メガネチェーンのZoffは10月4日、公式Xで「過去キャンペーンで使用したイラストについて事実関係を精査中」と声明を出し、謝罪した。飲食チェーンのデニーズも同日、Zoffと同様の声明を発表。制作過程について調査を進めるとしている。
※ニュースリリースの内容について、不正確だった箇所を変更しました。(10月6日11時15分)













