グーグルは、Geminiを中心に据えて設計したスマートホームデバイス「Google Homeスピーカー」「Google Nest Cam Indoor」「Google Nest Cam Outdoor」のリニューアルモデルを発表した。
Gemini対応でどこまで自然な会話や操作が可能になる?
スマートスピーカーは今度こそ本物になるか
まずはスマートスピーカーの「Google Homeスピーカー」から。2026年春に日本を含めた各国で発売とのことで少し先のリリースとなる。
Geminiの高度なAIをカスタム処理をすることで、より自然な会話が実現されているのが最大の特徴とする。会話中や通知時に光るライトリングは、Geminiが「聞いている」「考えている」「推論している」「応答している」といった状態を視覚的にもわかりやすく表現してくれるという。
スマートスピーカー黎明期(2017~2018年頃)、各社から製品が多数登場するなど盛り上がりを見せた一方で、そのブームが早々に収束した感があるのは、多くのユーザーが期待したような自然な会話や生活の手助けが実現されていなかったため。より高度なAIが身近になりつつある昨今、スマートスピーカーはどれだけ進歩しているのか。注目が集まりそうだ。
なお、Gemini Liveモードの利用には新たなサブスクリプションサービス「Google Home Premium」が必要とのこと。
続いてはスマートカメラ/ドアカメの「Google Nest Cam」。こちらはそれぞれ電源アダプター式の第3世代、第2世代モデルが登場。152度というさらなる広視野角とともに、暗い場所での撮影性能がアップ。赤外線ナイトビジョンも引き続き搭載している。また、映像の中の必要な部分だけをデジタルズーム・クロップしたり、何か発生した場合の動画履歴を従来の3時間から6時間に延長、といった強化も施されている。
すでに販売が開始されており、Google Nest Cam Indoorが1万5800円、Google Nest Cam Outdoorが2万3800円。
2モデルとも、2026年初頭にはGemini対応が予定されている。GeminiのマルチモーダルAIによって、より精度の高い通知を受け取ったり、重要なシーンをいち早く見つけ出せるなどとしている。こちらもさらなる詳細の発表に期待したい。











