NTTドコモと医療関連企業PaMeLaは10月1日、「個人の痛覚の感度を推定し、相手(受け手)の感じ方にあわせて痛覚を共有する技術」の開発に、世界で初めて成功したことを公表した。
本人が感じた痛みを数値化し、感じ方(感度)を推定した後、受け手の感度にあわせて変換したデータを共有する仕組みで、他者の痛みをより正確に体感、理解できるという。
怪我や病気による痛みだけでなく、マッサージの痛気持ちいい感覚や激辛料理の刺激、推しのビンタなど、痛覚に該当する刺激であれば共有が可能。さらに「Aさんにとってレベル50の痛みが、Bさんにとってはどの程度の痛みに相当するのか」「Aさんが平常時と比較して、現在どの程度の痛みを感じているのか」といった情報も把握できるため、医師・福祉からエンターテインメントまで、幅広い分野での活用が期待できるとしている。
両社は今後、本技術の高度化や実用化に向けた取り組みを通じて、新たなコミュニケーション文化の創造や価値の提供を目指す方針だ。













