グーグルは9月23日、アプリストア「Google Play」において、AIを活用した新機能などを追加する大型アップデートを発表した。単にアプリやゲームをダウンロードする場所から、各ユーザーに最適化されたコンテンツを提供する統合プラットフォームへと進化させる。
ゲーム体験をAIで強化する「Sidekick」登場
今回のアップデートの目玉となるのが、ゲーム内オーバーレイ機能「Google Play Games Sidekick」だ。ゲームのプレー中に起動でき、リアルタイムでAI「Gemini Live」にアクセスすることで、プレーを中断せずに攻略法などを尋ることが可能になる。SidekickはGemini Liveの画面共有機能を用いてゲームの状況をリアルタイムで把握し、プレーヤーが必要なヒントやコツを音声で提供する仕組みだ。これにより、攻略サイトを検索するためにゲーム画面を切り替えるといった手間が不要になる。
また、これまでベータ版として提供されてきたPC版「Google Play Games」が正式に一般提供を開始し、モバイルとPC間でのシームレスなマルチプラットフォームプレー環境を強化する。Google Playでは、モバイルとPCの両方でプレー可能なタイトルを20万以上そろえているという。
これらの新機能やゲーマープロフィール、ポイント情報などは、新たに追加される「マイページ」タブに集約される。ゲームデータや実績の確認のほか、AIが生成したアバターでプロフィールをカスタマイズすることも可能だ。さらに、モバイルやPCでのゲームプレーを通じて貯めた「Google Play Points」を使い、人気ゲーム「Subway Surfers」の大会に参加するといった新しい体験も提供する。
Google Playの統合ゲームプラットフォームとマイページは、日本を含む一部の国と地域で今週から順次提供を開始し、10月1日にはその他の地域でも利用可能になる予定だ。なお、現時点で日本はGoogle Play Games Sidekickに未対応。今後数ヵ月間で、対象地域における一部のゲームで提供を開始する予定とのこと。









