
ティファールの電気ケトル販売元のグループセブ ジャパンは9月16日、2021年10月から2024年7月までに製造された特定の製造ロットに問題があるとして、電源プレートの無償交換を開始すると発表した。対象は28モデル、60製品、総数418万台を超える大規模なもので、日本国内での家電リコールとしては異例の規模になる。
発端は2024年4月以降に報告された事故で、電気ケトル使用中にコンセント付近から発煙や発火が発生した事例が16件確認され、そのうち1人が軽度の火傷を負った。調査の結果、電源プラグ自体は日本の法規制や技術基準を満たしており、製造過程にも異常はなかった。しかし、電源コードを持ってコンセントから引き抜くといった不適切な使用方法が繰り返されると、プラグが破損しやすくなることが分かったという。
グループセブは、こうした不具合が実際に事故につながったことを受けて、構造の異なるプラグを備えた電源プレートに交換することを決定した。2024年8月以降に製造された製品については、すでに改良型のプラグが採用されており、交換対象外となる。
電源プレートの交換は、電気ケトルの底面ラベルに記載された製品品番と4桁の番号を確認し、対象製品であれば特設ページや専用フリーダイヤルから申し込める。
無償交換申込み窓口
電源プレート無償交換特設ページ
https://www.t-fal.co.jp/news/250916-2/
電源プレート無償交換事務局 フリーダイヤル
0120-153-020
受付時間:午前9時~午後6時(土日祝日を含む)












