双日は、IT投資の社内稟議プロセスにAI活用に伴うリスク評価を組み込んだ「AI審議」を導入した。
双日は、全ての事業領域でAIを含むデジタル技術の活用を促進する中で、著作権・倫理問題やハルシネーションなどのAI活用に伴うリスクの管理を担保できる体制の構築を進めている。
このAIガバナンス体制の実現を日本IBMが支援しており、その最初の取り組みとなったのが「AI審議」の策定だ。日本IBMのデータサイエンティストやAI倫理チームが参画し、ワークショップ形式で部署横断に意見を収集して優先順位付けを設定したり、AIの特性に即した審議質問やリスク評価フレームを設計したりと、新たな審議プロセスの構築などを支援している。
日本IBMは、AI審議の策定を通じて、「AIリスクを事前に認識し適切に対処できる“ガードレール”が双日内に整備され、事業ユースケースごとのAI導入検討を加速し、積極的なAI活用を推進する企業風土が醸成された」と述べている。









