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「Peing-質問箱-」サービス終了を撤回、しかし「毎月50万円近い赤字が出ている状況」

2025年08月25日 18時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

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 匿名で質問をする&質問を受け取れるサービス「Peing-質問箱-」の公式Xアカウントは8月23日、事業譲渡によりサービスを継続していくことを発表しました。

 8月15日に「8月29日をもってサービスを終了する」と発表していたため、それを撤回するかたちとなります。

 アカウント情報、投稿内容、設定などはすべて引き継がれるほか、URLの変更はありません。基本機能についても、従来通り利用できるとしています。

 8月23日、公式Xアカウントでは「引き継ぎ先の中の人」がサービスの継続について説明。「非常に多くの方に愛されている当サービスの終了はあまりにもったいないと感じまして、終了のお知らせ後に元運営会社様にご連絡して引き継ぎとなりました」としています。

 サービスの譲渡先に関しては「東京の小規模システム開発会社です。代表も純日本人です。メイン業務は大手・公的機関などがお取引先です」と説明しているものの、「現状の質問箱にはアダルト広告などが入っておりコンプラ的に社名開示はリスキーと考えて保留しております」とのこと。

 また、現状のPeing-質問箱-は「インフラ費用だけで毎月50万円近い赤字が出ている状況」であるとし、インフラの最適化や非効率なコードの見直しを早急に実施すると説明。新運営体制では、インフラの最適化によるレスポンス改善とより安定したサービス提供のほか、UI/UX改善や新機能の実装を検討していると発表しています。

 Peing-質問箱-は、個人開発者の「せせり」氏が2017年に開発・公開したサービス。同年12月にはフリマアプリ「magi」などを運営するジラフが買収、2021年にはゲームの開発・運営を手がけるDigital monkeyへ事業譲渡されていました。

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