INFORICHは8月25日、モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」において、返却期間を過ぎたバッテリーの回収を促進する「ChargeSPOT おかえりクーポン」キャンペーンを開始した。2025年8月25日から10月31日までの期間中、対象のバッテリーを返却すると、次回利用できる1000円分のクーポンを進呈する。
長期保有による発火リスクを解消し、安全なサービスへ
近年、モバイルバッテリーの不適切な管理や廃棄による発火事故が社会問題となるなか、同社はサービスの安全性向上を目指している。「ChargeSPOT」はレンタル開始から120時間を超えると違約金が発生するが、これはバッテリーの購入を意味するものではない。シェアリングサービスの特性上、次のユーザーが利用できるよう速やかな返却が求められている。
しかし、一部のバッテリーが返却されないままユーザーの手元に長期間保管されている状況が確認されているという。さらに、これらの未返却バッテリーがフリマアプリ「メルカリ」などで不正に出品される事例も発生していた。これを受け同社はメルカリと連携し、8月22日にはChargeSPOTのバッテリーが同アプリの「禁止出品物」として扱われ、出品は削除される方針となったことを明らかにしている。
同社は、こうした転売行為は利用規約違反であると同時に、正規の管理下にないバッテリーは経年劣化などによって安全性が保証できず、重大な事故につながる恐れがあると強く警告している。今回のキャンペーンは、こうした不正利用を防ぎ、バッテリーを正規の管理下に戻すことで、利用者が安心してサービスを使える環境を強化することを目的としている。
キャンペーンの対象となるのは、レンタル開始から120時間以上が経過し、違約金が発生したバッテリーを保有しているユーザー。参加するには、返却前に専用フォームからバッテリーのシリアルナンバーなどを登録する必要がある。登録は1人10個まで可能だ。返却が完了すると、後日メールにて1000円分のクーポンコードが送付される。なお、クーポンコードの有効期限は送付から1ヵ月間となる。
■申し込みの手順
- 1. 「ChargeSPOT」アプリで返却予定のバッテリーのシリアルナンバー(※画像参照)を確認
- 2. 専用フォーム(https://forms.gle/tjtAzL8yQG4isyDQ8)にメールアドレス、シリアルナンバー、ユーザーIDを入力し送信
- 3. バッテリースタンドに該当のモバイルバッテリーを返却
- 4. 後日、メールにてクーポンコードを受取り
バッテリーに膨張や破損が見られる場合は、フォームからではなく、アプリ経由で個別に問い合わせる必要がある。















