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松本典子の「はじめよう!Azure Logic Apps/Power Automateでノーコード/ローコード」 第52回

「個人フォーム」と「グループフォーム」の違いを知り、業務で使いこなす

Microsoft Formsへの入力で、Power Automateフローを実行する! 実践的連携術

2025年08月06日 09時30分更新

文● 松本典子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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2-3. アクションの設定:JSONの解析

 「応答の詳細を取得する」アクションでフォームの入力内容を取得すると、フォームにアップロードされたファイルの情報は、文字列(JSONデータ)として出力されます。このままでは、後続のアクションで扱いにくい状態です。

 そこで、「データ操作」コネクタの「JSONの解析」アクションを利用して、このJSONデータを扱いやすい構造に変換しておきます。

「JSONの解析」アクション

 「JSONの解析」アクションは、次のように設定します。

 (1)コンテンツ:「応答の詳細を取得する」アクションの動的なコンテンツ「添付ファイル」 ※注を選択
 (2)スキーマ:以下の内容をコピー&ペーストします

※注:編集部で試したところ、動的なコンテンツの名前が「添付ファイル」ではなく「ファイルのアップロード」と表示されました。実行する環境によって名称が異なる可能性がありますので、適宜読み替えてください。



{

    "type": "array",

    "items": {

        "type": "object",

        "properties": {

            "name": {

                "type": "string"

            },

            "link": {

                "type": "string"

            },

            "id": {

                "type": "string"

            },

            "type": {},

            "size": {

                "type": "integer"

            },

            "referenceId": {

                "type": "string"

            },

            "driveId": {

                "type": "string"

            },

            "status": {

                "type": "integer"

            },

            "uploadSessionUrl": {}

        },

        "required": [

            "name",

            "link",

            "id",

            "type",

            "size",

            "referenceId",

            "driveId",

            "status",

            "uploadSessionUrl"

        ]

    }

}

2-4. アクションの設定:Apply to each

 Formsで作成するフォームでは、複数のファイルを添付することもできます。それを正しく処理できるように、ここで「繰り返し処理(Apply to each)」を追加します。

「Apply to each」アクション

 「コントロール」コネクタの「Apply to each」アクションをクリックし、「以前の手順から出力を選択」に「JSONの解析」アクションの動的なコンテンツ「本文」を入力します。

「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」アクション

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