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AIプロセッシングユニットで認識AFも最強化です

ソニーがαの最新技術を全力投入した6100万画素のコンパクトカメラ「RX1RⅢ」を発表!!

2025年07月16日 03時00分更新

文● みやのプロ(@E_Minazou)編集● ASCII

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 ソニーは7月15日夜、レンズ一体型コンパクトカメラの最上位機種として、フルサイズイメージセンサー搭載の「RX1RⅢ」を発表した。

 フルサイズ裏面照射型Exmor R CMOSイメージセンサーは6100万画素、画像処理エンジンBIONZ XR、AIプロセッシングユニットに、ZEISSゾナーT* 35mm F2の大口径レンズを搭載しているのが特徴で、予想価格は66万円、7月23日10時予約開始、8月8日発売開始の予定だ。

フルサイズ6100万画素は「光学ローパスフィルターレス」
「像面位相差AF」に「AIプロセッシングユニット搭載」
 

 αのフラッグシップモデル「α7RⅤ」と同じで、6100万画素のフルサイズ裏面照射型Exmor R CMOSとBIONZ XRで、高解像度と高感度・低ノイズ性能、広いダイナミックレンジを実現。

 センサー表面の不要な反射を抑制するAR(Anti-Reflection:反射防止)コーティングを施し、光学ローパスフィルターレス仕様で、高画素イメージセンサーの解像性能を最大限に引き出す。

 ZEISSゾナーT*35mm F2レンズは、レンズの光軸とイメージセンサーの撮像面の位置をミクロン単位で1台ずつ最適化することにより、高い光学性能とレンズユニットの小型化を実現。

 7群8枚(AAレンズ含む非球面レンズ3枚)、絞りは9枚構成、通常はレンズ先端24cm~∞、マクロモード時は14cm~29cm。フィルター径は49mm。

 静止画は35mmフルサイズ時でLサイズ9504×6336(60M)、Mサイズ6640×4432(29M)、Sサイズ4752×3168(15M)。RAW、JPEG、HEIF(4:2:0 / 4:2:2)、RAW+JPEG、RAW+HEIFで14bit RAW出力可能。

 連写は最高約5.0コマ/秒。ISO感度は静止画撮影時100~32000(拡張で下限ISO50、上限ISO102400)、AUTOではISO100~12800で上限/下限設定可能。動画撮影時はISO100~32000相当、AUTOは静止画と同じだ。

 動画はXAVC S: MPEG-4 AVC/H.264で、3840×2160(4:2:2,10bit)で30P記録が可能。1920×1080(4:2:0,8bit)では120Pが 可能となっている。

 機械的な手ブレ補正は搭載せず、電子式のみとなる。ボディーサイズは約113.3×67.9×74.5mmで、重さは約498g。マルチインターフェース(MI)シューを搭載し、拡張性も実現する。

 「ステップクロップ撮影機能」を搭載し、35mm、50mm、70mm相当の3段階の画角にアサインしたボタン・ダイヤルの操作でスムーズに切り換え可能。RAW形式で撮影した場合は撮影後に画角を選択し直すこともできる。

 アスペクト比3:2のJPEGで撮影する場合、35mm時がLサイズ(約6000万画素)、50mm相当時がMサイズ(約2900万画素)、70mm相当時がSサイズ(約1500万画素)となる。

 ボディ外装と内部シャーシ構造にマグネシウム合金を用い、ボディの堅牢性と小型軽量化を両立。

 EVFは高解像かつ高コントラストな約236万ドット0.39型XGA OLEDを採用、倍率約0.70倍。背面液晶は3型TFT236万画素でタッチ対応。メモリーはSD(UHS-I/II対応)。

 クリエイティブルックは、ユーザーの好みに合わせた画作りの選択や、選択したモードを元に独自の画作りへの調整も可能。

 FL2とFL3を加えた全12種類のクリエイティブルックを搭載。FL2は落ち着いた発色のノスタルジックな表現、FL3はクリアな発色の軽快な表現が可能。

 こちらもαの最新機種に搭載している「AIプロセッシングユニット」を搭載。被写体の形状や動きを高精度に認識し、瞳や人間の胴体、頭部の位置をより高精度に認識する。

 被写体認識AFは静止画と動画両方で使用でき、人物や動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機などの幅広い被写体を認識。被写体認識を「オート」にすると、カメラが自動で被写体を認識し、被写体毎に最適化されたアルゴリズムでピントを合わせる。

 イメージセンサーの撮像領域の約78%(静止画撮影時)のエリアに、最大693点の像面位相差AF点を高密度に配置。被写体が画面の一部にしか写っていない場合でも、正確に被写体を捕捉する。

 リチャージャブルバッテリーパックNP-FW50に対応し、最大300枚の静止画を撮影可能。USB Type-C搭載でUSB Power Delivery対応機器と接続することで急速充電や、モバイルバッテリーなどから電力を供給しながらの撮影も可能。

別売アクセサリー

サムグリップ 『TG-2』(本機専用)
3万8720円
 マルチインターフェース(MI)シューに取り付けて、安定したホールド性と操作性を提供。

ボディケース 『LCS-RXL』(本機専用)
2万1120円
 本体に装着することで傷や汚れから本体を保護し、洗練された質感の素材で、カメラ本体の品位を引き立てる。ボディケースを装着したまま、USB、HDMIケーブルの抜き差しやバッテリー、メモリーカードの交換、三脚への装着が可能。グリップ部は握りやすい形状を採用し、カメラ本体のホールド性が向上する。

レンズフード 『LHP-1 J2』
2万2330円
 アルミ素材を採用した堅牢なつくりで、レンズを衝撃や汚れから保護。バヨネット式で軽快かつ確実な装着が可能。


 


 


 

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