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気分は司令員! プロが使うJR東のリアルタイム運行管理システム「JEMAPS」を親子で体験

2025年07月03日 16時10分更新

文● サクラダ 編集●飯島恵里子/ASCII

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 東日本旅客鉄道(JR東日本)八王子支社は7月3日、おしごと体験学習「ことむすび」の一環として、小学生の親子を対象としたイベント「自由研究の悩みを一発解決!! 鉄道×ITを親子で楽しく学ぼう!」を開催すると発表した。開催日時は8月23日と24日で、JR武蔵野線東所沢駅が最寄りの武蔵野統括センターにて実施する。

プロが使う鉄道DXシステム「JEMAPS」を親子で体験

 本イベントは、普段触れることがないJR東日本の列車運行を支えるシステム「JEMAPS」について、学び体験できるプログラムだ。武蔵野線を担当する武蔵野統括センターの運転士や車掌が自ら企画し、鉄道運行を支える仕事やIT・システムの観点から武蔵野線などの運行について楽しく学べる内容となっている。

JEMAPS体験の様子

 JEMAPS(ジェイイーマップス)とは、JR東日本が開発し2022年6月から使用を開始したデジタルツインプラットフォームである。 鉄道の運行状況や気象・防災に関する社内外の膨大なデータを、リアルタイムに一つの地図上へ表示する。 大雨や地震といった災害発生時には、各種警報やハザードマップと列車の運行状況を重ねて表示し、利用客や社員の避難判断の参考情報として活用されている。また、輸送障害で列車が駅間に長時間停車する際には、対象列車の位置や混雑状況を正確に把握し、利用客救済の計画立案にも役立てられている。

 イベントでは、座学でJR東日本の仕事をIT技術の視点から紹介した後、実際にJEMAPSの操作を体験する。小学校の教科に関連づけた解説も交えることで、日々の勉強が実社会でどのように活用されているかを実感できるという。 IT技術に触れることで、鉄道以外の分野への興味関心を深めるきっかけも提供し、夏休みの自由研究にも最適な内容だ。

 開催時間は各日ともに10時30分から12時と、14時から15時30分の2回。募集人数は各回最大15組30名で、小学生の子どもと18歳以上の保護者の2名1組での参加が条件となる。販売価格は1組あたり3500円)。申し込みは7月10日12時から、JR東日本の通販サイト「JRE MALL チケット」にて受け付ける。定員に達し次第、受付は終了する。

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