ついに約933gになった! 10万円台で買える「ThinkPad X13 Gen 6」はしっかり丈夫で使いやすいおすすめの機種

文●ASCII

提供: レノボ・ジャパン

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長期間使える仕組みも取り入れている

 ThinkPad X13 Gen 6で興味深いのは長期間使った際のメンテナンス性に配慮し、バッテリーやSSDの交換をユーザー自身ができるようにしている点だ。そのために裏面のネジの数を1本減らし、内部へのアクセスをしやすくしている。

バッテリーは新品を入手してユーザー自身の手で交換できる。

 バッテリーは消耗品であるため、使えば使うほど性能は落ちていく。3〜4年も使うと容量が減り、長時間のバッテリー駆動が難しくなってしまうが、ユーザー交換可能なバッテリーにすることで、すぐに購入時の性能を取り戻すことができる。

 交換作業をしやすくするための配慮も気が利いている。まず、裏蓋やバッテリー取り付けに使うネジは穴から完全に外れない構造となっており、ネジをなくして困るといった心配を減らせる。また、バッテリー交換時にしっかりとはめられているかどうかがわかる構造にして、誤った取り付け方にならないよう配慮している。

 バッテリーの交換手順はバッテリーパックにイラスト入りで説明されているし、その色は他の場所とは異なる明るいグレーになっており、SSD交換作業中にネジが落ちてもすぐ見えるようにしている。交換を前提とし、その作業をやりやすくするための配慮が豊富だ。いまどきのノートとしては珍しいものと言えるだろう。

 本体もダンボールと紙を中心とした簡易な包装。本体も不織布に包まれており、ビニール袋などは使用されていない。

 なるほどと感心したのは、ケーブルをまとめる針金にプラスチックではなく紙が巻かれていた点だ。聞くと、本体に使用するカーボン素材をバイオベースにしたり、キーにリサイクルプラスチックを採用したりしているそうだ。リサイクル性を高め環境負荷を低くする試みが随所に入っている。こうした取り組みもThinkPadらしいもので、感心させられる部分だ。