このページの本文へ

「ScanSnap」が超進化。外出先でも自宅と同じスキャン体験

2025年06月24日 17時15分更新

文● G. Raymond 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 PFUは6月24日、イメージスキャナー「ScanSnap」シリーズの新たなフラッグシップモデル「ScanSnap iX2500」を発売した。直販価格は5万9400円。「時・場所・デバイス、自由自在」をコンセプトに、どこでも自分の設定でスムーズにスキャンできるのが特徴。USBやWi-Fi経由でPCやスマートフォンと接続するだけで、自分好みのカラーモードや画質などの設定を本体に簡単に反映できる。オフィスやコワーキングスペース、自宅など、場所を問わず「My ScanSnap」として利用できる。

 開発の背景にあるのはAIツールの普及だ。AIが学習できる鮮明なデータをいつでもどこでも活用できるようにするため、スキャナーがアナログとデジタルの橋渡し役として重要な役割を担っていると分析。ハイブリッドワークや多様な働き方が広がるなかで、時間や場所、デバイスに縛られずに使えることが求められ、ニーズに応える形でiX2500が誕生したという。

 iX2500には、業務用スキャナー向けに自社開発した次世代SoC「iiGA(イーガ)」を搭載した。これにより、ScanSnap史上最速となる毎分45枚(A4カラー両面/300dpi)の高速スキャンを実現。最大100枚まで原稿を搭載できる大容量ホッパーや、名刺・レシートガイド装着時は50枚まで対応するなど、業務用スキャナーで培われた安定給紙技術や傾き検知機能も備える。また、5インチの静電容量式タッチパネルを採用し、直感的な操作が可能となった。Wi-Fi 6やセキュリティ規格WPA3・TLS 1.3にも対応し、安全性も高めている。

 今後、スマートフォンをかざすだけで自分の設定を瞬時に反映できる機能も追加予定だ。PCレスでの画像処理性能も大幅に進化し、スマートフォンやタブレットからも自動ファイル名生成や検索可能なPDF形式でのスキャンが可能になった。さらに2025年秋には、デバイスレスでネットワークHDD(NAS)への保存や向き補正・縦筋軽減機能も実装される見込みだ。

 

■関連サイト

カテゴリートップへ

ASCII倶楽部

注目ニュース

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン