「GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載」で重量級ゲームのフレームレートをチェック
「モンハンワイルズ」や「Expedition 33」などの話題作も快適!Ryzen 7 9800X3D&Radeon RX 9070 XT搭載ゲーミングPCが強すぎる
2025年06月12日 11時00分更新
サードウェーブのゲーミングパソコンブランド「GALLERIA(ガレリア)」のデスクトップ「GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載(以下、GALLERIA XA7R-97XT)」は、Ryzen 7 9800X3DとRadeon RX 9070 XTを搭載。メモリーは32GB(DDR5、16GB×2)、ストレージは1TB M.2 SSDで、240mmの簡易水冷クーラー、140mmのケースファンなどを備えている。販売価格は36万9980円から。
前々回は外観、前回は「軽量級~中量級ゲームベンチ」を紹介してきた。本稿では、完結編の「重量級ゲームベンチ」をお届けしよう。
※価格・構成については、2025年6月11日時点の情報となる。
| 試用機の主なスペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D(4.7GHz~5.2GHz)、8コア/16スレッド |
| CPUクーラー | ASETEK 624S M2 |
| グラフィックス | Radeon RX 9070 XT 16GB GDDR6 |
| メモリー | 32GB(16GB×2、DDR5-4800) |
| ストレージ | 1TB SSD(M.2接続/NVMe Gen4) |
| 内蔵ドライブ | ー |
| 通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T) |
| インターフェース(前面) | USB 3.2 Gen1×4 |
| インターフェース(背面) | USB 2.0×4、USB 3.2 Gen1×5、USB 3.2 Gen2 Type-C、HDMI、DisplayPort×3、有線LAN端子など |
| 電源 | 1000W(80PLUS PLATINUM) |
| サイズ/重量 | およそ幅220×奥行440×高さ480mm/約14kg |
| OS | Windows 11 Home(64bit) |
話題の「オブリビオン」「Expedition 33」「モンハンワイルズ」をチェック
重量級のゲームタイトルは、「The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered」「Clair Obscur: Expedition 33」「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」の3本。執筆時点で話題になっている重めのAAAタイトルをピックアップしてみた。これらのタイトルを使って、GALLERIA XA7R-97XTの実力をチェックしていきたい。
●The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered
1本目は、The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered。壮大なファンタジーRPGの名作である「オブリビオン」のリマスター版だ。4月末にサプライズ配信され、全世界のオブリビオンファンが歓喜したのは記憶に新しい。最新のゲーミングマシンで遊びたい人もいると思われるため、本作をピックアップしたわけだ。
検証時の設定については、グラフィックプリセットを最高設定に、LumenハードウェアRTをオンに、LumenハードウェアRTライティングモードを低に、アップスケール技術をFSRに、FSR 3 モードをクオリティに、フレーム生成をオンにしている。
専用のソフトウェア「CapframeX」を起動し、森林エリアを一定時間歩いたときのフレームレートを計測した。
各解像度の平均フレームレート(平均fps)と最小1%フレームレート(最小fps)の結果は以下のとおりだ。
結果は、フルHDの平均fpsは152fps、WQHDは129fps、4Kは79fpsを記録。どの解像度においても最小fpsは60fps以上を記録するなど、快適に遊べるレベルだった。レイトレーシングを高以上に設定すると重くなるかもしれないが、上記の設定であれば快適な冒険を味わえるだろう。
●Clair Obscur: Expedition 33
2本目は、Clair Obscur: Expedition 33。国内外で話題になっているフランス産のRPGで、ターンベース制コマンドバトルを採用しているのが特徴だ。JRPGファンから絶大な支持を受けている注目作となっている。
検証時の設定については、グラフィックプリセットをエピックに、スケーリングタイプをTSRに、スケーリングモードを中に、最大FPSを無制限に、VSyncを無効にしている。本作はFSRに対応していないため、TSRで検証している。フルHD、WQHD、4Kでの検証結果は以下のとおりだ。
結果を見るとフルHDの平均fpsは129fps、WQHDは93fps、4Kは52fpsとなっていた。最高設定で遊ぶ際はフルHDとWQHDが快適なラインで、4Kについてはグラフィック設定を下げる必要があるだろう。もしくは、AMD Softwareに実装されているフレーム生成技術「AFMF(AMD Fluid Motion Frames)」を活用するのもアリだ。
●モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
3本目は、モンスターハンターワイルズ ベンチマーク。近年を代表する人気タイトルであり、重量級タイトルでもある本作をさっそくチェックしてみた。
検証時の設定については、グラフィックプリセットをウルトラ(最高)に、アップスケーリングをAMD FSR、フレーム生成をオン、アップスケーリングモードをクオリティに、レイトレーシングを高にしている。これらの設定で、フルHD、WQHD、4Kの解像度をテストしていく。
フレーム生成の恩恵なのか、どの解像度も平均fpsは3桁台。フルHDにいたっては207fpsを記録していて、結果は上々だ。本モデルだけでなく、高リフレッシュレートのゲーミングディスプレーも合わせて購入したくなるだろう。
これらの結果は、Ryzen 7 9800X3DとRadeon RX 9070 XTの強さを物語っているように思える。GALLERIA XA7R-97XTを購入する決め手になるのではないだろうか。
まとめ:設定次第では重量級タイトルも高解像度で快適に遊べる!
最後は重量級のゲームベンチを行なったが、モンスターハンターワイルズを含む話題のAAAタイトルは、設定を変える必要がある場合もあるが、基本的には4Kでも快適に遊べるということがわかった。
フレームレートの結果はゲームによって異なるが、今回チョイスした3本はゲーマーを満足させる結果を示していた。さすがはRyzen 7 9800X3D&Radeon RX 9070 XTと褒めたくなるし、購買欲も湧いてくるだろう。
GALLERIA XA7R-97XTの販売価格は30万円台と高めではあるが、その額に応じた恩恵が得られるのは確かだ。これからゲーミングパソコンの新調を考えている人は、本モデルを購入リストの最上位に入れてみては?











