現実で採ったデータを仮想空間にフィードバック!?
Q:「デジタルツイン」ってなに?
A:現実世界にある「モノ」や「システム」を仮想空間上にリアルタイムで再現したモデルのこと。
おすすめの関連記事
詐欺師に送金してしまうPayPayカードのフィッシング詐欺がヤバ過ぎる!
現実の「双子(ツイン)」が仮想空間に存在し、現実世界と連動していると捉えることができる。
具体的には、「現実世界の“工場の機械”」から各種センサーや機器の情報を収集し、その値を「仮想空間に作成した“工場の機械の3Dモデル”」に反映することでリアルタイム監視を実現する例が挙げられる。そのほか、自動車に取り付けた各種センサー情報をもとに、仮想空間で運用のシミュレーションをする、といったことも可能だ。
特に注目されているのが「都市のデジタルツイン」。都市部の建物、道路、交通、人流、自然環境などを仮想空間上でリアルタイムに再現・シミュレーションできるモデルを作成して中長期の都市計画に用いられるほか、地震や火災、洪水といった災害時の被害予測および防災対策計画の立案などにも利用される。
なお現在、国土交通省が主導する「Project PLATEAU(プラトー)」では日本全国・約250都市の3Dモデル化が進行中だ。同プロジェクトの3Dモデルはオープンデータ化されており、それらを活用してさまざまな都市のデジタルツイン事業が全国の地方公共団体や民間事業社との連携によって進められている。

この連載の記事
-
第108回
デジタル
「スミッシング」はSMSを使ったフィッシング詐欺のこと! -
第107回
デジタル
「生体認証」はパスワードが破られるAI時代に必須の仕組み -
第106回
デジタル
「セキュリティーポリシー」とは企業の情報資産を守るためのルール -
第105回
デジタル
狙い撃つぜ!「標的型メール攻撃」は企業に侵入するための第一歩 -
第104回
デジタル
ゴミ箱漁りも立派なハッキングです!「ソーシャルエンジニアリング」って何? -
第103回
デジタル
「VPN」は無料ではなく有償サービスを選ぶべき! なぜかと言えば…… -
第102回
デジタル
アサヒやアスクルの被害で再び注目「ランサムウェア」ってなに? -
第101回
デジタル
子どもを守る「ペアレンタルコントロール」のガチガチ制限は逆効果 -
第100回
デジタル
もうすぐ始まる「スマホ新法」で何が変わる? 便利な機能が削られる可能性も -
第99回
デジタル
今さら聞けないセキュリティ単語筆頭!? 「フィッシング詐欺」ってなに? -
第98回
デジタル
「ブラックフライデー」は毎年11月に「お買い得と詐欺」をもたらすカオスなシーズン - この連載の一覧へ

